Top 50 Albums of 2020


50. Slow Pulp – Moveys
この手のソロバンド系は多いけど、バンドでこれをやってのが好印象。どんどん良くなっていくだろう、期待しかない。


49. Gum Country – Somewhere
これぞインディロックだ!と、思わせて案外そうでもない。適度にクラウト、サイケなところが深みを与える。


48. Smarts – Who Needs Smarts, Anyway?
ホーンなども交えてひとかたまりに音をガチャガチャかき鳴らして、でもさっと終わる。これ以上はクドイが一歩手前でスッキリ爽快。

47. Hypoluxo – Hypoluxo
こういう感じのバンドが増えているとは思うけど、なんだろな、バンド名が良いのかな。後半もうひと盛り上がりが来る感んじがいいんだよね。


46. Snarls – Burst
確かにエモいとこもあるから分かるけど、違うレーベルから出ていたらもっと話題になっていてもおかしくない。ポテンシャルは高い。


45. Pop Filter – Banksia
今年のオージー枠で、ザ・インディなバンドってところ。ローファイ風で意外としっかり構成されてる。制作予算がもっとあればさらに良くなる。


44. Mamalarky – Mamalarky
元バンドやメインバンドもそれぞれですが、どうやって集まったのかな。それらのバンドから想定していない面白さ。これメインでいいんじゃない。


43. Happyness – Floatr
ほぼオープニング曲で決まり。地味だけどスフィアンかスマパン級の感動が待ち受ける。ほかの曲もしびれギターが哀愁を誘う。。


42. Knot – Knot
自分が好きで聴いてきた90年代頃のバンドを複数感じるが、まだ若い彼らも同じものを聴いるのだろうか。一度話しをしてみたいよ。


41. Lithics – Tower of Age
今年もポストパンクは増えまくりで、候補はたくさんあり、紙一重だったけど最終的にこのバンドが残った。それなりに光るものあるし。


40. Holy Motors – Horse
エストニアといえばシューゲイズな印象だけど、アメリカーナ、カントリーなバンドという意外性と、なぜか爽やかさを感じさる不思議カントリー。


39. Jordana – Something to Say to You
毎年思うが海外メディアの年間チャート出すの早くないかい。最後の方でやってきたヘビロテ版。意外ととっちらかってるのが面白い。


38. CMON – Confusing Mix Of Nations
上半期に入れたし全体ではいいかなと思ったが、やっぱり外せなかった。80年代、へなちょこダンスがによる未完成感が気に入っている。


37. Yumi Zouma – Truth or Consequences
こちらは上半期は外してたけど、例のストリームサービスによる2020マイベストの上位に出てきて、好きで聴いてるじゃん、ってことで正直に。


36. TOPS – I Feel Alive
今までよりもバンド感が出てポップスな部分は後退した代わりに味わいは深まった。でもまだ次の作品への準備段階と思っている。


35. Braids – Shadow Offering
ハウスなユニットも悪くないがやっぱこっちのバンドだね。彼女の歌は本当に特別。そしてこの3人で出来上がる音楽も特別。


34. Peel Dream Magazine – Agitprop Alterna
シューゲイズ全面出しだけどステレオラブな心地良さ。その両方を兼ねられたら嫌いになる理由が見つからない。


33. Pet Shimmers – Face Down in Meta
今年2作あったけど最初の方が出来ががいい。プログレゲイズな複雑、ひねり節がたまらない。そういう年だけど今年は複数作リリースが本当に多い。


32. Flat Worms – Antarctica
ずっと好きだったけど一気に自分達の音を完成させ、寄せ集めバンドとは言わせないところに到達した。全てがこのバンドでしか出ない音。


31. Tough Age – Which Way Am I?
ジャカジャカ系の音は中堅どこになった今でも変化はなが、当然巧くなって強弱も入り、いい厚みと幅のある音になってきた。


30. METZ – Atlas Vending
毎年リリースされていたらお腹いっぱいになりそうだけど、いつもいい頃合いで新作を出してくるんで超絶ゴリゴリでも突き刺さる。


29. IDLES – Ultra Mono
さんざん持ち上げといてこき落とす。過去にもあったけどメディアのこのやり口。そんなに酷いか?そりゃ前作ほどではないけどさ、気に入らないな。


28. Porridge Radio – Every Bad
今年一番エモい。って、最近のエモいの使い方に戸惑ってる世代。言いたいのは力強くてザクザクと爪痕を残されましたと。


27. Protomartyr – Ultimate Success Today
つくづく変な音楽だなって思う。聞きやすい部分が一切なくて、さらにジジイな歌声。なんかこちらが試されている気分になるよね。


26. Public Practice – Gentle Grip
正直もっと期待していたし、先に出たEPの曲の方がインパクトあった。思っていた以上にポップ。でも好きなんだけど。


25. Landshapes – Contact
これが2作目で前作は5年前。前はもっとゴリっとゴスしていたけど、だいぶフワッとする音になって、妙な心地よさがある。


24. Heather Trost – Petrichor
00年代活躍のポストフォークバンド在籍の人だが、素敵なソロ作を出してくれた。最近は歌が上手な人が目立つが、いいよねこの声。


23. LOMA – Don’t Shy Away
イレギュラープロジェクトなので、またすぐにやるとは思わなかった。メインデュオとの違いが曖昧になりつつあるが、プラス1人分の良さがある。


22. Fenne Lily – BREACH
イギリスの人っぽくないアメリカーナ感。まだ2作目だけど安定感がエグい。もうなんかずっと聴いていられるもん。


21. Yves Jarvis – Sundry Rock Song Stock
デュオユニットの頃からほぼこの人のソロ感はあったけど、いい方向に深めてきてる。その分ちょいクセが強いが病み付きになる。


20. Adrianne Lenker – songs
ソロ、バンド、バンド、ソロx2と、ここ2年ぐらいでの作品ペースが凄まじいが、それでも聴けてしまうんだよね。


19. Waxahatchee – Saint Cloud
パートナーの影響を色濃く感じはしますが、新たな世界を見付けたようなところでしょうか。それにしてもだいぶ変わったと思うけど。


18. Nadia Reid – Out of My Province
浪曲みたいなズッポリものから明るめフォーキーまで、全部落ち着いて聴いていられる。これぞおっさんへの子守唄。


17. Hen Ogledd – Free Humans
中心人物のお遊びバンド的なポジションかもしれないが、ソロより圧倒的にこっちの方が好き。こだわりのバカバカしさが楽しい。


16. Plants and Animals – The Jungle
リリースしてからしばらくして突然メチャいいじゃんと気づいた。プログレチックであっさり目なのが最後まで残さず頂けちゃう。


15. The Cool Greenhouse – The Cool Greenhouse
いわゆるポストパンク系では今年一番かな。タテノリなのに終始ネジれている感じ。音楽の面白いところ、バンドの面白いところを教えてくえる。


14. Kelley Stoltz ‎– Ah! (etc)
今年2枚出てるけどこちらでいいと思います。なかなかスポットの当たることがない人ですが、常に天才的なソングライトです。


13. Woods – Strange to Explain
実は地味に毎回変化しているこのバンド。今までで一番ポップに寄せたと思う。頑固そうで意外と柔軟性あるんだよね。


12. Silverbacks – Fad
聴いた回数ではたぶん上位なはず。英米以外でこんなバンドがいるのが嬉しい。でも英米以外だからできる音でもあるでしょう。


11. Nothing – The Great Dismal
思いっきりゲイズでグランジなんだけど、ここまでやり切ってるのが偉い。実際、他にいそうでいない存在だと思う。


10. Fontaines D.C. – A Hero’s Death
まだデビュー作の余韻が残るうちにあっさりと出してきた。新しい作品を聴いているというより、ずっと聴いてる印象。早くも新作の予定があるとか。


9. Andy Shauf – The Neon Skyline
なんやかんやで聴いてしまう。この人のメロは何長調になるか分からないけど、この独特なシャウフ長調にやられっぱなし。


8. Becca Manchuria – The Greatest Part
思いっきりカントリーウェスタンだったデビュー作から今風なインディソングライター系への進化が奇跡的な結果を生み出した。


7. Perfume Genius – Set My Heart on Fire Immediately
今まで仕上げすぎなところがそんなにハマらなかったけど、今回は抵抗なく聴けてしまった。そうなれば気に入らないはずがない。


6. Helena Deland – Someone New
2年前のEP3連発作から急激に重心の低い音に変わった。これがこの人の本性なのか、それとも作品としてのコンセプトか、何れにしてもアルバムとして素晴らしい。


5. Phoebe Bridgers – Punisher
前作もそうだったけど印象強い曲に引っ張られすぎて、全部をちゃんと聞かない傾向にあるんだよな。もう一回ちゃんと聴こう。


4. Pottery – Welcome to Bobby’s Motel
アルバムの先行曲を聴いたときに、こんなバンドだったっけと思うほど珍妙な音楽に仕上がった。何があったが知らないが、今年いちばんの裏切り作。


3. Dope Body – Crack a Light
今年1作目はリモート作でこちらが本番といったところでしょうが、まとめて出してくれたらトップもあり得た。いやまじでカッコいい。


2. The Beths – Jump Rope Gazers
にっこりおじさんが正式ドラマーとしてすんなり納まってるのが嬉しい。今年は疾走痛快なこの音楽にたくさん元気をもらったなあ。早くライブでスマイルが観たいよ。


1. Soccer Mommy – color theory
このシンガーの描く曲を聴くとカートコバーンを思い起こす。まあそれだけじゃないけど、なんか似てるころあると思うんだよな。まあ天才には変わりない。