新幹線に乗った。車内はわりと空いているのに、指定された席の一つ隣りには先客がいる。よく思うのだが、席順を決める基準てなんなんだろう。車両自体もかなり後方で、駅での移動距離もかなりあった。お年寄りは階段付近とか、おっさんはまとめちゃえとか、なんかあるんだろうか。空いていた理由はすぐに分り、次の駅で学生団体が乗ってきた。なんかの部活なんだろう、今日は試合なんだろう、楽しそうである。ちょっと騒がしいのでこうやって音楽を聴いている。かかっているのは The Stargazer Lilies と、いかにもシューゲイズ風な名前の人達。おっと、ヘッドフォンをしてるから何をしゃべっていたか分らないが、鼻を赤くした車掌が切符の拝見に来たっぽいぞ。となりの兄ちゃんは寝ていて気付いていない。すると車掌も起こさずスルー、なるほど。しかし列車の速度は全く似合わない音楽だ。全部の曲がとにかく遅い。ただ、どんよりとした今日の天気には凄く合っている。外を眺めているといい感じ。今度は車内販売のお姉さんがやってきた。一名はデッキにて待機しているが、なかなか可愛い。うむ、誰かと談笑しているぞ。相手は女性の車掌さん。ってことはさっきの赤っぱなは拝見専門係なんか。いやしかし、こちらも美人さんだ。小さいとき新幹線に乗って憧れてたのだろう。自分もガキの頃、家族旅行かなんかで高速道路に乗ると興奮して、道路で働くおっさんがカッコ良く見えたもんだ。ここにいる女学生達もきっと将来は美人アスリート。みんなそれぞれが夢追い人。お、引率してる教師も若くてべっぴんさんだ。と、おっさんは夢より女のケツを追うのに夢中。