Crooks on Tape – ‘Fingerprint’

いま、渋谷のとある場所から外を眺めていて、再開発がどんどん進んでるなあと、ふと思ったのですが、山手線の場合、内周り側から外周り側に見た際、駅の左側が大体再開発されているよなあと。他の駅もそんな感じじゃないかと思い出してるけど、電車にあんま乗らないから確信は持てない。たまたま新宿と渋谷だけな気もするし、気のせいか。バンド活動を続ける上でも再開発は必要なんだろうか。長年同じメンバーや同じ名前で活動できる人達は限られている。聞き覚えのない名前のバンドだなと思いながら、初めて彼等の音を聴いた時に、どっかで聴いたことあるような感じがしたんで、よく確認してみれば、Brainiac そして Enon と活動をしてきた人達による新しいバンドで、なるほど!と、納得するのでした。このふたつのバンドといえば Touch and Go からリリースしてましたが、三たび古巣からとはならず、今回は地元デントン繋がりで Misra Records からと、渋い再発進となりました。前身バンドの時にも感じていた歌謡曲てゆうか、J-Pop風なへんなメロディは今回のバンドでも継続中で、それ以外の音作りも硬柔らかい質感の音と隙間ファンクを合体させた当時を思い出させるもので、特に Enon の後期の感じ。新しい要素としては、それらに難解さを足し、テクニカルな部分を見せつけている。中心人物の John Schmersal は、最近では Caribou のツアー・メンバーとしても活動中。