渋谷で時間をつぶす羽目になった。なんか軽く飲める店はないかと徘徊するが、日曜日ってことで思いついたところは大体閉まってる。仕方なく渋谷時代に覚えた超無難な焼き鳥屋を選択し独りカウンターに座る。直ぐさま隣りにデブの兄ちゃんがやってくるが、コイツ完全に風俗帰りだろって分るくらい石鹸の香を漂わせている。デブらしくがんがん注文をするが、全部塩味で統一。塩味で焼き鳥を食う人が理解出来ない。所詮塩は塩だ、どこで食っても対した差はない。そしてデブはくちゃくちゃと音を立てて食いやがる。身近に同じようなクチャラーがいて辛い日々を送ってるせいか、つい過剰に反応してしまう。しんどいからビール一本で店を出ることにし、次の店を探す。新たに辿り着いた店は、寡黙な店主と客も少ない空間で気持ちよく飲め、味もなかなか良く初めて行ったけど当たりだった。ただ結果的に2件ハシゴしてしまったので腹がいっぱいだ。こんな時は無機質な音楽が丁度いい。 最近このレーベルの動向に気付いていなかったが、いつの間にかこんなの出ていたんですね。最初の曲は20分強あるが、その20分間に何かが起こることはない。長い前振りを受けて本編に突入するが、日本人として気になるのはやはり”座禅”って曲。どの辺りが座禅かと思えば分り易く尺八を導入。まあ、そういうのは分るけど日本人ですが座禅なんてしたことない。もし”焼き鳥”って曲でもやってくれていればちょっとは品定めが出来ていたかもしれないが、どう評価していいか分らない。まぁ、それ以前にこの作品どうなんって感じだけどね。