Capitol K / CHILD – “Ħabbata”

フォークトロニカの先駆者として知られるマルタ生まれ・ロンドン拠点のKristian Craig Robinsonのプロジェクト Capitol Kと、エレクトロニカやパンクをルーツに持つアーティスト CHILDによるコラボレーション・シングル「Ħabbata」は、二人のクリエイティブな力が融合した即興電子音楽作品です。悪条件下の中、丘の上のバンカー(地下壕)に置かれた原始的なテクノロジーを用いて即興で制作された本作は、ハードな電子ドラムとミニマルなベースラインを軸に展開。土地の空気感や個人の主権といったテーマを描きながら、クラシック・エレクトロニカとダーク・アンビエントが融合した、催眠的で幽玄なサウンドスケープを作り出しています。

本作で最も特徴的なのは、シチリア・アラビア語から発展した希少なセム系言語であるマルタ語で歌われるCHILDのボーカルです。彼女は自身の天然の楽器である「声」を駆使し、シンセサイザーやミニマルなハードウェアによるビートと組み合わせることで独自の言語表現を構築しています。歌詞の中では「一日、また一日と、その日が扉を叩いている。あなたはその日にどう挨拶するのだろう?(Day after day / The day is knocking / How will you greet today ?)」という呪術的なメロディが繰り返され、聴き手を未知のディープな音響世界へと誘う招待状のような楽曲に仕上がっています。


Capitol K、新作『Artichoke』で原点回帰:ライブでのリクエストを機に、ミレニアム前後に得意としたボーカル・エレクトロニカを再発明

Capitol KことKristian Craig Robinsonが、通算10作目となるアルバムから新曲「Lean Into Me」をリリースしました。このアルバムは、彼がミレニアム前後に得意としていた、型破りなボーカル・エレクトロニカへの回帰を象徴するものです。マルタ島の自宅スタジオで、厳選したシンセサイザーとドラムマシンを駆使して制作されました。

今回のプロジェクトは、2000年の名曲「Pillow」や「Love in Slow Motion」といった初期の楽曲をライブで演奏してほしいというリクエストがきっかけでした。10年以上にわたって主にインストゥルメンタル作品を手掛けてきたCapitol Kは、これを受けてボーカル曲を再び書き始め、再構築しました。その結果生まれたのが、最新作のアルバムです。

アルバム『Artichoke』は、冬に生まれ、春に花開いた「アーティチョーク」のように、多層的でとげとげしいながらも生命力に満ちています。愛、都会の生活、デジタル時代、友人とのひとときといったテーマが扱われており、長年のファンだけでなく、新しいリスナーにも向けられた、新鮮で大胆かつ彼らしさが詰まった作品となっています。