スナック菓子とか袋に入ってるやつを開けるとき、最近は親切な切り口とかがあって、開けるのは簡単になってるけど、同じように袋に入っていても、開けづらいものもたまにある。こないだもひじきの袋を強引に開けようとしてバサ〜って、床に振りまいてしまった。メシを作ってる最中だったので、適当に掃除しておいたら、その後風呂に入ったときなんか湯船がざらざらすんなあと思ったら、ひじきでした。からだもひじきが染み込んだところで味のあるバンド Suuns でも聴きましょう。デビュー作が 2010年でしたので3年弱空きました。彼等が出てきた頃のタイミングが良かったか悪かったか、今となっては分かりませんが、チルウェーヴやダークウェーヴな人達が出てきている頃でしたので、インディとダンス・ミュージックのミクスチュア的な位置で語られたし、自分もそんな風に聴いていたかもしれない。実際にエレクトロ色はそれなりに強かったし、ビート感はありました。だからそれで良かったのかもしれないけど、今回はそんなわけでもなさそうだ。少し間を空けての新作は、あからさまなダンスな部分は無くなり、生音のものが増えていもいるが、4/4ビートを用いていてもダンスというより、ミニマルな要素としてうまく利用している印象。これは去年出た Liars に近い方法だと思うのですが、かれらはもう少しロックなアプローチを保っている。そしてこのぶっきらぼうなヴォーカルだよね。歌う気があるのかないのかはっきりしない感じは、Matias Aguayo じゃないにしても、ドイツとかその周辺のミニマル・ハウスのヴォーカルが入っている曲にあるような感じでもあり、それと同様に理にかなっているかも。適当な歌と規則的な音楽とのバランスがいいんだろうか、Suuns 特有のいなたい雰囲気と重なって、すごくハマる。結局彼等がロックなのかエレクトロなのか、またはダンスなのか、結論は結局出なかったけど、まぁそれでいいんかな。
8.5/10