Slaughter Beach, Dog – “Just Like Me” (feat. Anika Pyle & Trace Mountains)

Modern Baseballは過去5年間、無期限の活動休止状態にあり、元フロントマンの Jake Ewald(ジェイク・エヴァルド)は自身のプロジェクト Slaughter Beach, Dogで多忙を極めている。1年余り前、Slaughter Beach, Dogはサプライズ・アルバム ‘At The Moonbase’ をリリースし、それに続いてTownes Van Zandtの “If I Needed You” をカヴァーしている。その後、プロジェクトは沈黙を守っていたが、ツアーを控えた Slaughter Beach, Dogは、ツアーメイトの2人と組んで、感動的なニューシングルを発表した。

“Just Like Me” はラブソングです。最初は、父親が子供に歌っているように聴こえたが、今はそうでもない。むしろ “Just Like Me” は、長く一緒にいるうちにお互いの物腰に順応していく二人の関係を歌ったものだろう。「私たちは同じじゃないと言って、私はただ笑うだけ/だって、怒ったときのあなたは私にそっくりだもの」。ジェイク・エヴァルドは、元Chumpedのリーダー、Anika Pyle(アニカ・パイル)とデュエットでこの曲を歌っている。ソフトで繊細なカントリー調のバラードで、とてもかわいらしい。

パイルはこれからSlaughter Beach, Dogのツアーに向かいます。このツアーには、元LVL UPのリーダー、Dave Benton(デイブ・ベントン)が率いるプロジェクト、Trace Mountainsも参加する予定だそうです。”Just Like Me” では、ベントンがキーボードを担当している。10年代のDIY界を代表するベテランがこうして集結するのはクールだし、”Just Like Me” をライブで演奏したら、さぞかしカッコイイ音になるんだろうなぁ。プレスリリースで、エワルドはこの曲が生まれた経緯をこう語っている。

「数年ごとに、他の人のために曲を書きたいと思うようになる。パンデミックの前に、出版社からの依頼で、”Just Like Me” の最初のヴァースとコーラスを書きました。ツアーの後、バンに積んであったコーン・チップを掃除機で吸いながら、言葉をつなぎ合わせていったのを覚えていますし、最初の一行がとても無邪気な感じがして好きでした。しかし、この曲のことは、昨年、復帰第一弾のライブの準備に入るまで忘れていました。ある朝、バンドの練習前にスタジオのソファで目を覚ますと、すぐに2番の歌詞とコーラスを書き留め、再びファイルしました」

「数ヶ月前、アニカ・パイルから電話があり、彼女、トレース・マウンテンズのデイヴ・ベントン、そして私の3人でツアーに合わせて何か共同制作をしないかと提案されたんです。僕は “Just Like Me” の未完成のデモを送り、デイヴはメロディとブリッジのコード進行を返信してきた。そしてすぐにアニカと僕はメタルショップでメモ帳に向かい、残りの歌詞を完成させたんだ」

怒った時の君はまるで僕みたいだ
君は僕の唯一の友達だ

また傷つくのを覚悟で
玄関で叫んでいたのが嘘のようだ
俺たちは同じじゃないと言ってくれ 俺はただ笑うだけだ
怒った時の君は僕と同じだ

傷つく姿は僕と同じ
私が仕事から帰るとそこで待っている

体を押し付けるように感じる
ダイヤモンドの鉱山はその重さで移動している
鳥のようなもの、悪いことばかりじゃない
怒った時の君はまるで僕みたいだ

電話から聞こえるあなたの笑い声
黄土色と石炭の色あせた印象
あなたが知っている美しいもの