Slaughter Beach, Dog – “Engine”

Slaughter Beach, Dogが2週間後にニュー・アルバム ‘Crying, Laughing, Waving, Smiling’ をリリースする。彼らはすでに “Strange Weather”、”Float Away”、そして “Summer Windows” と、このアルバムから数曲を発表しているが、今日はもう1曲、9分のメモリー・リール “Engine” を発表する。

「この曲は私の中で変わり続けている。最初は、この曲が何について歌っているのか分からなかった。それからバンのことだと思った。それから、(Slaughter Beach, Dogのベーシストである)イアン・ファーマーのことだと思ったんだけど、なぜギター・ソロが私を泣かせ続けるのかわからなかった」と、Jake Ewaldは声明の中で語っている:

「1月のシンクレアの外で、ハウス・ライヴのフライヤーを見て、僕らがどれだけ長くこの活動を続けてきたかを思い出したんだ。その時、私の心は靴の中にあった。10年間、違う生活がすぐそこにあると思っていた。重たい機械を全部売り払って、誰かのために表計算ソフトを作ったり、鶏の針金をいじったり、すべてがもっとシンプルになった。

最近この曲は、訪れなかった変化への弔辞のように感じる。10年経っても、私は自由の下でもがき続けている。ロックンロールという偉大な巨大な器を簡単に忘れてしまう。学ぶべき形、破るべきルール、見つけるべき仲間、無限に広がる謎、不可解な心のモンスーン。私はまだこの曲の中で自分自身を見つけ、自分が生きたことを受け入れることを学んでいる。怯えている部分もある。一つの場所に長く留まり、その場を去ることを軽んじないこと。夜、無法者たちがやって来ても、じっとしている。誰にも言わずに、ここが私の住む場所だと」

Slaughter Beach, Dog – “Strange Weather”

Slaughter Beach, Dogが、来たるアルバム ‘Crying, Laughing, Waving, Smiling‘ からの最新シングル “Summer Windows” をリリース。

“Strange Weather”は、”Float Away” と “Strange Weather” という ‘Crying, Laughing, Waving, Smiling’ からの2つの先行シングルに続くもので、Slaughter Beach, Dogが磨き上げてきたフォーク風のサウンドを体現している。タウンズ・ヴァン・ザント、10時のニュースの失恋、そして開いた “Strange Weather” から太陽が降り注ぐときに感じる、切なくノスタルジックな憧れを引用したこの曲は、アメリカーナ詩の歴史に素晴らしく響く。

フロントマンのJacob Ewaldは、この曲が思いがけない瞬間に思い浮かんだと語っている。Summer Windows』は、’Crying, Laughing, Waving, Smiling’ になった最初の曲だ。「一晩中スタジオで何か悪いことをやっていたんだ。結局あきらめてソファに座ったら、この曲が膝の上に落ちてきたんだ。10分もあれば、何かが書かれたことがわかるんだ。リハーサルもない」

エワルドは、この曲は歌詞に意味があるだけでなく、プロダクションにも感傷的な要素が含まれていると説明した。「この曲の(ベーシストのイアン・ファーマーの)ウォーキング・ベース・ラインが大好きなんだ。この曲は僕の大好きな曲なんだ。この曲は僕のおきにいりなんだ」

Slaughter Beach, Dog – “Just Like Me” (feat. Anika Pyle & Trace Mountains)

Modern Baseballは過去5年間、無期限の活動休止状態にあり、元フロントマンの Jake Ewald(ジェイク・エヴァルド)は自身のプロジェクト Slaughter Beach, Dogで多忙を極めている。1年余り前、Slaughter Beach, Dogはサプライズ・アルバム ‘At The Moonbase’ をリリースし、それに続いてTownes Van Zandtの “If I Needed You” をカヴァーしている。その後、プロジェクトは沈黙を守っていたが、ツアーを控えた Slaughter Beach, Dogは、ツアーメイトの2人と組んで、感動的なニューシングルを発表した。

“Just Like Me” はラブソングです。最初は、父親が子供に歌っているように聴こえたが、今はそうでもない。むしろ “Just Like Me” は、長く一緒にいるうちにお互いの物腰に順応していく二人の関係を歌ったものだろう。「私たちは同じじゃないと言って、私はただ笑うだけ/だって、怒ったときのあなたは私にそっくりだもの」。ジェイク・エヴァルドは、元Chumpedのリーダー、Anika Pyle(アニカ・パイル)とデュエットでこの曲を歌っている。ソフトで繊細なカントリー調のバラードで、とてもかわいらしい。

パイルはこれからSlaughter Beach, Dogのツアーに向かいます。このツアーには、元LVL UPのリーダー、Dave Benton(デイブ・ベントン)が率いるプロジェクト、Trace Mountainsも参加する予定だそうです。”Just Like Me” では、ベントンがキーボードを担当している。10年代のDIY界を代表するベテランがこうして集結するのはクールだし、”Just Like Me” をライブで演奏したら、さぞかしカッコイイ音になるんだろうなぁ。プレスリリースで、エワルドはこの曲が生まれた経緯をこう語っている。

「数年ごとに、他の人のために曲を書きたいと思うようになる。パンデミックの前に、出版社からの依頼で、”Just Like Me” の最初のヴァースとコーラスを書きました。ツアーの後、バンに積んであったコーン・チップを掃除機で吸いながら、言葉をつなぎ合わせていったのを覚えていますし、最初の一行がとても無邪気な感じがして好きでした。しかし、この曲のことは、昨年、復帰第一弾のライブの準備に入るまで忘れていました。ある朝、バンドの練習前にスタジオのソファで目を覚ますと、すぐに2番の歌詞とコーラスを書き留め、再びファイルしました」

「数ヶ月前、アニカ・パイルから電話があり、彼女、トレース・マウンテンズのデイヴ・ベントン、そして私の3人でツアーに合わせて何か共同制作をしないかと提案されたんです。僕は “Just Like Me” の未完成のデモを送り、デイヴはメロディとブリッジのコード進行を返信してきた。そしてすぐにアニカと僕はメタルショップでメモ帳に向かい、残りの歌詞を完成させたんだ」

怒った時の君はまるで僕みたいだ
君は僕の唯一の友達だ

また傷つくのを覚悟で
玄関で叫んでいたのが嘘のようだ
俺たちは同じじゃないと言ってくれ 俺はただ笑うだけだ
怒った時の君は僕と同じだ

傷つく姿は僕と同じ
私が仕事から帰るとそこで待っている

体を押し付けるように感じる
ダイヤモンドの鉱山はその重さで移動している
鳥のようなもの、悪いことばかりじゃない
怒った時の君はまるで僕みたいだ

電話から聞こえるあなたの笑い声
黄土色と石炭の色あせた印象
あなたが知っている美しいもの