犬話しでで思い出したことがあった。ちょっと前に田舎に帰った時に飼い犬の散歩に付き合った。いつものコースがあるようで、こちらが考えるまでなくどんどん行きたい方に鼻息荒げ前のめりで進んで行く。ただ、たまにしか田舎に帰ってこない身としては、気になるところがあるのでヤツのワガママを不払い強引にコースを変える。しばらくすると、ヤツが散歩定番の忌々しいウンコをしようと腰を落とし、後ろ足で場所を定め出した。マズい、こちらは散歩グッズを持っていない。今まさにヤツが振り絞ろうとしてるところで強引にリードを引張って食い止める。あの時の、おい〜、何するんだよお〜的な哀しげな表情が忘れられない。犬の気持ちが一番伝わった瞬間でした。 意思疎通という意味ではこの音楽は抜群。Ty Segall, Mikal Croninという名手と渡り歩いてきたChad Ubovichが、負けていられないと始めたバンドの処女作。前出2人の音楽免疫が備わってる自分としては、何の抵抗も無く気持ち良く受入れてしまう。言い換えればその二人の音楽に激似であるのは事実。それに加えてJohn Dwayer節が入ってる感じで、更に受入れ体勢が整う。と、あまりに完璧過ぎるデビューであります。