WYRGHER – Panspermic Warlords

ARTIST :
TITLE : Panspermic Warlords
LABEL : I, Voidhanger Records
RELEASE : 7/28/2023
GENRE : ,
LOCATION : Italy

TRACKLISTING :
1.Dormant They Drift
2.Destroyer Of The Promethean Path
3.Solar Harvest
4.Summoning The Meteoric Titans
5.Supreme Leader Of A Dying Star
6.The Weeping Of A Blazing Rock
7.Panspermic Warlords

ヘルヴェティック・アンダーグラウンド委員会の一員であり、マルチ・インストゥルメンタリストのメネテケル(Ungfell、Ateiggär、その他多くのスイスのバンド)が率いるウィルガーは、デビュー・アルバムから8年ぶりに2作目『Panspermic Warlords』を発表した。メネテケルと並んで、優れたドラマーであるヴォイドガントが、アルバムのコンセプト通り、このアルバムを最も深い宇宙へと投げ出すのに必要なエネルギーを与えている。

Panspermic Warlords “の根底にあるのはパンスペルミア説である。この理論では、宇宙に存在するすべての生命は同じ起源に由来すると仮定している。そのため、生命は星くずや隕石、あるいは宇宙船を経由して宇宙全体に広がっている。生きている記憶の中では、これらの概念は、過去には伝説的なホークウインドのロバート・カルヴァートだけが音楽にした(1977年の “Fable Of A Failed Race “の素晴らしいバラード)ものだが、ワイガーは “Panspermic Warlords “で、銀河規模のエイリアンの陰謀を想像しながら、その最もダークでロマンティックでない側面を語っている。

「このアルバムは、すべての生命が異星人によって意図的に宇宙に拡散されたというアイデアを扱っている」とメネテケルはさらに説明する。「前述の種族の戦争カーストは、冷凍睡眠で眠っている間に、巨大な宇宙船で何百万年も宇宙を横断してきた。これらの “汎宇宙戦争支配者 “は、生命の種を無人の惑星に植える。その行為は崇高な意図で行われるのではなく、宇宙のできるだけ多くの場所に彼らの種を生息させることだけを目的としている。このように、生命の創造は戦争行為に等しい。このプロセスから生まれた人々や文明は、このように本質的に無益な存在にさらされているのだ。

『Panspermic Warlords』には、このコンセプトを探求する曲もあるが、ワイガーが直接的または間接的に関連するテーマを描写している曲もある。その結果、このアルバムは恒星間戦争というテーマだけでなく、自らの存在を否応なく創造することに伴う無益の重荷を克服しようとする、人型生命体のさまざまな試みも扱っている。