Frank & Tony – Ethos

ARTIST : Frank & Tony
TITLE : Ethos
LABEL :
RELEASE : 3/22/2024
GENRE : ,
LOCATION : New York

TRACKLISTING :
1.Olympia (with Eliana Glass)
2.Ethos (with DaRand Land)
3.Too Poor For Movies, Too Tired For Love (with Lawrence)
4.Nobody Present Ever Stood So Still
5.By The End They Will
6.Cecile (with Eliana Glass)
7.Drift (with DJ Aakmael)
8.From Life Ahead
9.Continuity

ダンス・プロダクションの2人組、Frank & Tonyが2014年に最後のフル・アルバム『You Go Girl』をリリースしてからの10年間で、世界について変わったことの方が多かった。この移り変わる状況にもかかわらず、あるいはそれにもかかわらず、ハウス・ミュージックは基本的に信頼できる存在であり続けている(誰に尋ねるかによって、バグか最大の特徴のどちらかである)。2024年の『Ethos』では、ブルックリンとビアリッツを拠点とするデュオが、文化的な激変の中でその学者としての資格を証明するために戻ってきた。

「ハウス・ミュージックは常に政治的な欲望の表現であり、社会全体が許さないような方法でコミュニティが集まるための唯一の安全な空間であったことが多かったからだ」とハリスは熱く語る。「90年代には、パンク・ハードコア・シーンの一部にも同じようなエネルギーがあった。カウンターカルチャーは、創造を阻む支配的な物語の外側に、一時的に自律した欲望のゾーンを作り出すために存在する。私たちは常にこうしたカウンターカルチャーの動きにインスパイアされてきたし、Frank & Tonyプロジェクトもその影響を深く受けている」。

このプロジェクトは、ハウス界の伝説的存在であるFrancis Harris(フランシス・ハリス)とAnthony Collinsの関係に端を発しているが、Frank & Tonyというタイトルは、90年代後半から2000年代初頭にかけての、よりリミナルでアモルファスなダンスやパンク・シーンにおけるハリスの経験(写真家Anouk Schneiderの初期の作品に代表され、彼の写真はデュオの最初のリリースに収録されている)にインスパイアされた、架空の偶然の出会いから生まれた。弁証法を超えた世界では、身体が尊敬されると同時に中心から外れている。フランクとトニーは、架空のダンスフロアで一夜を共にし、将来一緒に作品を作ることを誓い合う。しかし、何の情報も交換せず、クラシックなクラブキッズの服装で共通の特徴もわからないまま、彼らはコラボレーションのための再会を願ってインターネットに頼る。