Damon Locks & Rob Mazurek – New Future City Radio

‘New Future City Radio’ は、長年のクリエイティブ・パートナーであるDamon LocksとRob Mazurekによる初のデュオ・コラボレーションである。ラジカセのミックステープのような40分、18トラックのハイパーアクティブな組曲の中で、2人の多作なマルチメディア・アーティストは、人々のための海賊ラジオ局というプログラム形式を通して、コミュニティ、変革、そして未来について考察している。

この2人のアーティストは、90年代後半から00年代初頭のシカゴ音楽シーンの絶頂期から現在に至るまで共に活動しており、ロックスは、マズレックが作曲／プロデュースし、インターナショナル・アンセム（IARC）から2020年（Dimensional Stardust）と2023年（Lightning Dreamers）にリリースされ、高い評価を得たエクスプロディング・スター・オーケストラ（ESO）の複数のアルバムでリード・ヴォーカルを務めている。近年、ロックスは革命的で広大な後期ゴスペル／ジャズ・プロジェクト、ブラック・モニュメント・アンサンブル（BME）でも高い名声を獲得しており、IARCから2枚のアルバムをリリースしている（2019年『Where Future Unfolds』と2021年『NOW』）。ニュー・フューチャー・シティ・ラジオ』では、この2つのプロジェクトのサウンドを自然に、しかし革新的に融合させ、ロックスのBMEスタイルのサンプル・ベースのサウンド・コラージュが、ESOでの活動で培ったオーソン・ウェルズのような特徴的なヴォーカルの下に作曲のベッドを作り、マズレクのローランドSPの華やかさと印象的なブラスの即興演奏が並んでいる。

音とテキストに基づくテーマはあらかじめ決まっているが、即興が旅をリードする。この2人が考案した音楽は、ある瞬間には激しく、次の瞬間には優しくトランスペアレントで、しばしばその中間のように聴こえるかもしれない。ニュー・フューチャー・シティ・ラジオについて尋ねられると、デュオは声を揃えてこう叫ぶ。レジリエンスと空中浮揚。私は人々のために、美しさと構造的完全性について話しているんだ。物語を語り、教育する光線の話だ。新しい未来を語りたいなら、その話をしよう！