Brume – Marten

BRUME（「ブルーム」と発音）は、カリフォルニアが太陽ばかりで楽な暮らしをしているわけではないことを証明する存在。サンフランシスコを拠点に活動するこの4人組は、ドゥーム・メタル、ゴス、インディー・ロックを有機的に融合させ、時には一枚岩に、時にはデリケートにヘヴィネスをブレンド。10年にわたりスルメのようなサウンドと身の毛もよだつようなクレッシェンドを聴かせてきたBRUMEは、3枚目のフルアルバム『Marten』で、サウンドの実験性と楽しいジャンル・ベンディングをさらに推し進めます。ジャッキー・ペレス・グラッツのチェロとヴォーカルを加えて4人編成になったことで、カリフォルニアのバンドは新たな可能性を追求。メランコリックなドゥーム・ポップの上に高鳴るメロディーを紡ぎ出すことで、親密で心に染み入るような、それでいて重厚で打ちのめされるような楽曲を生み出しています。BRUMEは2014年、イギリス・ブリストル出身のギタリスト、ジェイミー・マッカシーが、ルイジアナ州バトンルージュ出身のベーシスト兼ヴォーカリスト、スージー・マクマランと、トリップホップとスラッジへの共通の情熱を発見して音楽制作を開始し、当初はトリオとして結成。ドラムにジョーダン・パーキンス＝ルイスが加わり、彼の豊かで実験的なスタイルのドラミングでラインナップが完成。トリオはドゥーム・メタル・アルバム『Rooster』（2017年）と『Rabbits』（2019年）で急速に勢いを増し、前者はThe Ripple Effectの「Album of the Year」に、後者はWonderbox Metalの「Best of 2019」で首位を獲得。BRUMEはステージ上でも足跡を残し、2017年にはDesertfest London、2019年にはDesertfest New YorkとSXSWに出演したほか、大西洋の両岸で多くのショーを行いました。Marten」でBRUMEは、まず自分たち自身、そして今度はリスナーに対して、快適な空間から、より挑戦的で馴染みのない目的地へと向かう挑戦をすることで、彼らの音楽の未来に向けて大胆な一歩を踏み出しました。