ベルリンのノイズ・ウェーブ Cuntroachesが、デビュー・アルバムを発表

ベルリンのノイズ・ウェーブ Cuntroachesが、デビュー・アルバムを発表

Cuntroachesの『Self-Titled』アルバムリリースへの道のりは、”Ill”、”Boborygmus”、”Gordian Knot” のレコーディングから始まった。

「”Erbium:YAG”、”Gravity System”、”Red Velvet Rose”、そして”I Can (Still) Tell You’re (Scum)”とInside Meの新バージョンを後からレコーディングした」。- とCuntroachesのメンバーは説明する。ベルリンを拠点とするこのバンドは、デビューLPを制作するために何時間も費やした。”I Can Tell You’re Scum” と “Inside Me” のオリジナル・バージョンは、2020年の鎖国真っ只中にGuttersnipe(イギリス、リーズ出身)とのスプリット・レコードでリリースされた。「レーベルは即座に解体し、全ては失敗に終わった」

新作LPの素材の大半は書き下ろされたものだが、バンドは原曲を手直しし、幅広い影響を取り入れつつも、壊滅的なフォーカスを維持した。メタル、パンク、ハードコア、ノイズが、濃密で圧倒的な音の壁となった。ライブでは、このサウンドに、(彼らの気分次第で)パフォーマンス的な悪ふざけが組み合わされることが多い。

「マルティナ(ヴォーカル/ギター)は、ある金持ちの家の風呂場から引き抜いた浄化槽のパイプで機能的なワーホーンを作ったんだ。それをピッチダウンして歪ませ、”Gravity System” のイントロに入れた」。

これは、バンドが窓のないリハーサル室でベーシック・トラックをレコーディングする際にとった型破りなアプローチの一例である。その後、バンドによって入念にミックスされ、2023年にDaniel Husayn(North London Bomb Factory)によってマスタリングされた。