Thee Oh Sees – ‘Mutilator Defeated At Last’ (Castle Face)

解散詐欺から早くも2作目になる本作。要するにJohn Dwyerがメンバーを一新させたかっただけという、何とも人騒がせな話しです。前作は新メンバーお披露目的な内容だったので、今回がこのメンバーによる本気作と察しますが、新しいメンバーによる新しい感触が存分に発揮され、新たな音へと変貌を遂げています。この後すぐ出るJohn Dwyerのソロ作の存在も大いに関係してと思うけど、メンバーそれぞれが持っている要素をぶつけ合い、Johnもあくまでそのうちの1人のようなスタンスなんです。どんなに強いチームでも、毎年新しい血を入れていかなければトップを維持することはできません。彼はその辺のことを分っていて、毎度恒例の変化を求めたのではないでしょうか。そしてThee Oh Seesは引き続きトップをひた走るのでした。 8.5 


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