The Early Yearsは、2026年5月22日にSonic Cathedralからニューアルバム『Modern Moonlight』をリリースします。これは彼らにとって10年ぶり、20年間でわずか3枚目となる待望のアルバムです。2006年のデビュー作から、Uncut誌で高く評価された2016年の『II』に至るまで、寡作ながらもその音楽性は確固たる地位を築いてきました。長い沈黙を破りリリースされる本作は、ファンにとって待った甲斐のある充実した内容となっています。
本作は、David BowieやDavid Byrne、Brian Eno、Radioheadといった多彩なアーティストからの影響を感じさせる、深みのあるサウンドが特徴です。収録曲は多様性に富んでおり、Berlin時代のBowieを彷彿とさせる「A New Way Of Living」から、James Holdenのような響きを持つ「The River」、The VerveやElbowを想起させる壮大なバラード「Heaven Over There」、さらにはLCD Soundsystemと聖歌を融合させたような「Shimmering Stone」まで、各曲が独自の質感を持っています。スタジオでのライブ感を活かした楽曲や、Lorena Quintanillaがゲスト参加した「Silver Lips (Champagne Eyes)」など、多彩なアプローチで構成されています。
タイトル『Modern Moonlight』は、曲制作中の深夜2時に生まれました。ドラマーのPhil Rainesは、これを「月光」そのものというよりは、借り物の光や反射といった「状態」を指すと説明し、スマートフォンの青白い光に照らされる現代のヒーロー像や、ユートピアを夢見つつも現実に直面する人々の心境を象徴していると語ります。自分たちが生きる世界への反応を込めた本作は、リリースまで長い時間を要しましたが、今の時代だからこそ届くべき、真摯なメッセージと音楽が詰まった作品となっています。

