Odd Nosdam – “End Is Important”

この20年間、岩の下で生きてきた人でない限り、Odd Nosdamを紹介する必要はないだろう。そして、NosdamをWhere To Nowのカタログに紹介できることは、なんと光栄なことだろうか・・・幽玄で瞑想的な瞑想からダウンタウンの抽象化された機械的なダメージまで、2曲の新曲が収録されている。

“End Is Important” で幕を開けるこのレコードは、ループするスピリチュアルな哀歌は、「終わり」というコンセプトについて観察、あるいは解決を迫る。この曲は、山本常朝の「葉隠」の一節がミックスから出たり入ったりしており、螺旋状にきらめくアルペジオが輝かしいコーラス・マントラの上を踊り、ある種の覚醒に向けて心を高揚させることを意図している。この曲は、Odd Nosdamが完全に内省的なモードに入っているのがわかる、頭を使う深いカットである。

“Here to Know” は、ダウンタウンの超スロー・スイング・ファンクに身を包んだPatrick Cowleyの作品や、John Carpenterの「Assault on Precinct 13」のOSTを思い起こさせる。しかし、これはただ忍び寄るマシン・ファンクへの賛歌とはほど遠く、ノスダムがエネルギッシュで脈打つシンセを注入することで、作品をより超現実的な領域へと導き、そうでなければ燻された風景に生命と色彩を見事に実験的に注入している。

「Where To Nowがレーベルからのヴァイナル・リリースを検討しないかと連絡してきたとき、私はバルセロナのサン・ジェルバシ地区にある家族のアパートで愛する人たちと過ごしていた。

WTNとの最初のコンタクトの後、私は思い切ってカダケスまで北上し、ガラとダリが約50年の夏を過ごしたポルト・リガットにあるサルバドール・ダリの家を訪ねた。この素晴らしい敷地を見学しながらインスピレーションを受け、野外劇場で上映されたループ・ビデオを録画した。これらの録音が ”Here to Know” の基礎となった。

時々、道が途切れることがある。ジム・ジャームッシュの映画『ゴースト・ドッグ』を再見した後、『エンド・イズ・インポータント』は実現した。ステルスで消え入りそうな、聞き覚えのある声が、私たち全員の中にいる世界に歪んだクルーザーへのメッセージとともに、このスローダイバーを運ぶ」 – Odd Nosdam