全く前知識を持たず初めて彼女の唄に触れた昨年のデビュー作は、若手シンガーとは思えぬ大人なアシッドフォークで、いきなりこんなシンガーが出てくるものかと感心しました。あれから約一年、再び彼女の唄に浸っている。前作に比べてモダーンな要素が加わり、薄っすらシンセなどを鳴らしたり、ストリングスを加えたりしていて、緊張感のあるナマ歌をあまり強調せず、和らげた唄に少しだけ変わったよう。クラシックスなフォークも良いが、落ち着きがありすぎる歌い方がちょっとおばちゃんくさいので、少々ポップなくらいが丁度いい。 7.0
