Lee Noble – ‘Ruiner’ (Bathetic)

Ruiner

彼が友人と思われる Stephen Molyneux と2006年に始めたカセット・レーベル No Kings は、出身地であるナッシィヴィルを拠点にしていた。だけど、途中から Lee Noble は、ロス・アンジェルスに活動の拠点を移す。移動した時期は定かではないけど、レーベルの方は、今年に入ってからは Motion Sickness of Time Travel の作品のみで、歩みをゆるりと落としてきた。カセット・レーベルは製造の過程でのメリットの為、一度に数作品リリースすることが多いので、運営側もリスナーも継続が大変。まあ、レーベルの方は、ゆっくりでも、こうやって腰を据えて自分の作品を出してくれる方が嬉しい。カセット作ではぼんやりと間延びした音楽をインストでやるのがおおかたでしたが、2011年に今回と同じ Bathetic Records から出した実質のデビュー・フル作 Horrorism で、若干ボーカルを加えたものを交えて、本気作はちょっと違うぞ、ってなかんじで差別化を図った感じでした。それから2年、カセットやスプリット作等を挟み、再びちゃんとな作品 Ruiner になります。まぁ、一般的にはちゃんとした音楽と言えるようなものではないですが、天気のよい休日の始まりに聴いてると、一日、なんもしたくなくなる気分。浮遊感はあっても幸福感とかじゃない、ものういな気分にさせる音楽ですが、一定の距離感が常にあり、それが邪魔されないっていうか、いいんです・・って、書いてるうちに眠くなってきた。。。一緒にいる手乗り文鳥も眠たそうにしてるし、なにか合う波長があるのかな。

7.0/10

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