Julian Lynch – ‘Lines’ (Underwater Peoples)

Lines

やっぱりタイトルは今回も一単語なんですね、デビュー作は違ったけど、Marre, Terra ときて、今度は Lines です。いま、大学だか大学院だかに通ってるそうで、このまま卒業すれば博士号が得られると思われますが、いわゆる教授と呼ばれる?アーティストが何人か思い浮かびますけど、自分のなかでは Mudhoney の Mark Arm か、Cristian Vogel ですね。前者は賢いバカで、後者は研究者変態タイプ。そしてこちらの Julian Lynch は、優等生タイプかな。彼の音楽を聴いているとそう思える。前作の Terra あたりから土っぽい音楽性に変ってきてて、初期のローファイで居心地よさげ路線からは前進した音楽になってました。Lines はその延長にあり、生音が更に深まってるし、オリエンタルな要素を強めています。彼の性格が反映されてるような気がする内容で、勉強熱心な感じ。と、勝手な想像で評価しておりますが、こんな音楽を作っていて実はめちゃ悪いヤツかもしれません。でもそんなことはないだろうなあ、きっと。ここからは好みの問題でしかないと思うけど、あんまり賢くてまじめなそうな人が作る音楽って得意じゃないんですよ。特に独りでやってる場合はその傾向が増す。まぁ繰り返しになりますが、想像でしかないのでそこが焦点ではありません。初期はローファイだったから好きだったんじゃなくて、なんか適度に雑な感じがあったから良かったんだよね。あくまで好みだと思うんだけど、前作に引き続き自分としては相性が悪かった。

5.5/10

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