Grouper – Ruins (Kranky)

昼休憩にたまに行く豚カツに行った。ここに行くのは大体仕事終わりでまずはビールが定番だが、今日は店当番の休憩時間ということでビールは無し。なのにテーブルには空き瓶が置いてある。こんな殺生な仕打ちは無いが、隣りの兄ちゃんのウザさに全てを持って行かれる。ビジュアル系バンドおぼしき身なりをした兄ちゃんは、タバコをプカプカしながら髪の毛を10秒置きにいじってる。どこの出身の人か分らないが店主に向って、おっちゃんと言って話しかけてる。飯を食う時も時折鼻歌が飛び出しいちいちウザい。完全に自分しか見えていない兄ちゃんは、おっちゃん今日も美味しかったよ!と、最後まで突き通す。アホが帰った後に店主が全然違う感じで接してきてくれたから、さすが見透かしてるなと思って救われた。 しかし、自分世界が決して悪い訳ではない。とことん自分だけを見つめる素晴らしい女性。少し前に出たのは実は活動間もない頃の古い曲達であったので、今度こそ新しい彼女を期待していた。結果としては新しいものではあるが、注釈が付く作品になってしまったことには、またはぐらかされたなあと、ちょっと残念ではある。が、しかし、古かろう、何かしらであろう、彼女の引力の強さは変らない。あっという間に没頭してる自分がいる。本気の作品がいつ出るか分からないけど、そんなあなたが大好きです。