Dick Diver – ‘Calendar Days’ (Chapter Music)

Calendar Days

行列ができる名物店に久々に行ってきた。いつも通り人気で行列の最後尾に付く。威勢はいいけどなんかぎこちない店員の兄ちゃんの誘導で、もう少しでメンチカツを買うところまで辿り着いた。すると、近くを一羽のハクセキレイがふらふらと歩いている。人ごみの中をなにしてるんだろう、ちょっと様子が変だしどうしたのかなと思った次の瞬間、ササッと、メンチカツの衣が路面に落ちているのを発見して、くちばしでひょいとつまんで食べている。あんたもここのメンチカツの虜だったのね。なんとも人間っぽい行動でほっこっりとしました。でもあんま食い過ぎると太るんじゃないかい。ほっこりとした光景にほっこりとしたメンチカツ、そうなればほっこりとした音楽でもいかがですか。オージーの4名、曲により使い分ける男女のヴォーカルは、どちらも鼻にかかった唄声で、たどたどしい。のど自慢大会じゃないけど、思わず手拍子を入れて応援したくなる。演奏だって決して巧いとは言えず、学園祭レベルに毛が生えたくらい。だけど、この音楽はなんなんでしょうね。わざとらしくなく実に自然で、絶対に素人では出せない味がある。もしかしたらただの天然ってこともあるが、これからものびのびとやり続けて欲しいものです。だけど、改めてこのバンド名だよね、やっぱり天然ってことはないな、コイツ等ふざけてるわあ、もう。

7.5/10

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