休憩時間の一服用や家用の豆を買いに行く珈琲屋があって、昨日もいつものように行くとサービスと言って一杯分のコーヒー豆を頂いた。聞けば今日で6周年になるようで、その記念に特別なブレンド豆を配っていたようです。ちょうど良く家の豆を切らしたとこだったので助かった。6年目のブレンドはどんな味なのかと楽しみに頂くと、普段売ってるのと比べたら意外とさっぱり。コンセプトはなんだったのか今日聞こうと思ったら、すっかり忘れてしまってた。年を重ねることでブレンドにも色んな工夫、アイディアがが加わって行くのでしょう。 こちらはいつの間にか20年目というとで、そんなにやっていたのかとちょっと驚き。この人達の音楽には基本的にブレは無い。一聴してすぐに彼等の音楽だと分る。脱退した初期メンバーの現在とは大きな違いがある事を考えると、現在のライナップの結束度は相当なんだろう。20年の経験から活かされるアイディアの使い方は、珈琲屋のそれと同じとはいかない。味の印象なんてちょっとしたら忘れてしまうが、作品として確実に残る音楽は慎重にならないと、裏切りとかよく分からない結果にもなりがち。しかし彼等はさすがに心得ている。若干の裏切りを上手く活かして新作を意識させつつ、彼等の音として違和感無く収めてる。いくら旨い店でも通い詰めれば飽きてくるもの。長年通い詰めても彼等にはまだまだ楽しませてくれるものがありそう。