Crystal Antlers – ‘Nothing Is Real’

調子こいて日本酒を2本目いっちゃうと、やっぱ頭がいてぇくなる。いや、頭がいてえのは店内で大騒ぎしていた客のせいかもしんねぇな。そば屋でいきなりでけ声出されちゃ、誰だって驚くさ。さすがにマズいと思ったか、さっと奥から若旦那が出てきて客を戒める。長いこと通ってる店だが、旦那を見たのは初めてだ。なかなか出来ることじゃないね。そしてそんな客にもいつも笑顔を絶やさない若女将がちゃんと埋め合わせと、良く出来た夫婦で感心したよ。今日はちょっと運が悪かったが、またゆっくり食べにきたい店だね。と、いつもの通り音楽とは関係ねえ話しで久々の復活です。まぁ軽い感じで付き合ってくれたら何よりです。ならば音楽の方も久しぶりな人達でいってみよう。とは言っても、今年はやりの往年バンドの復活もんとはちょいと違います。記憶が正しければ確か、Touch and Go が一旦活動を休止する最後に契約したバンドだったと思う。そのデビュー作からは4年が経っているけど、デスコグによるとその間に実は変なレーベルから1枚出していたようだ。たぶんセルフレーベル的な感じじゃないかと思われ、全く知らなかった。そして今回はわりと新興大手 Innovative Leisure からと一安心の登場となりました。レーベルの説明文には、Black Flag, Psychedelic Furs, Wipers, Pixes, Sonic Youth, Dinosaur Jr. などの名前を挙げて比較しておりますから、それを意識して聴いてしまうのですが、まぁそれっぽい演奏は実際あるんだけど、なんかそうでもねぇなあと思うのです。何でかなあと考えると、そうかこのヴォーカルがなんか違うんだね。強いてこの中から挙げるなら Psychedelic Furs に一番近い感じで、その音でガレージ系統の人達のヴォーカルやスタンスで演奏してる印象。そういやあ復活と言えばその Touch and Go もだけど、大した動きがねぇんだよなあ。
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