Stefano Guzzetti – Letters from Nowhere – Piano Book (Volume Three)

‘Letters from Nowhere’ は、Stefano Guzzettiのピアノ・ブック・シリーズの3作目であり、最終作である。楽器のアコースティックでミニマルな表現力だけを主役とした第1弾 ‘At home’ から始まり、音の響きに繊細なエレクトロニクスを加えた ‘Short stories’ を経て、ピアノが選りすぐりの古いハードウェア・シンセサイザーと共に演奏するこの最終作に至る。

‘Letters from Nowhere’ は、想像上の場所や心の状態からの手紙であり、作曲者はある瞬間の激しさ、絶望の広大さ、そして愛する人々や場所との再会の喜びをじっくりと描写した。この作品は日本へのラブレターでもあり、”Shoji” や “Tokyo at night” のような曲は、たとえその性質が強く対照的であっても、作曲者の心を捉えて離さない場所や環境の美しさを描写している。

‘At home’ は051のカタログ番号でリリースされ、’Short stories’ は105として続く。私たちはこの最後のアルバムを、Home Normalカタログのリリース150として締めくくる。偶然にせよ意図的にせよ、このシリーズ3作目のリリースは、2014年にHome Normalでスタートしたこの作品群を締めくくる最良の方法だ」

– Stefano Guzzetti