Me In Mono – Reflections

Me In Monoは15年もの間、様々な形態で音楽を作り続けているが、その間、音の風景を旅してきた中で、一貫して特徴的だったことがある。独特のテイストと相まって、彼がダンスフロアのダークで薄暗い部分に最も居心地の良さを見出すのも不思議ではない。

このトラック集は、彼をプロデュースへと導いた音楽へのオマージュのようなもので、奇妙さの中の美しさ、シンプルさの中の峻厳さを探求している。パーカッシブなエレメントとデチューンされたシンセを多用し、サブウーファーに支えられたトラックは、最もハードなダンスフロアのオーディエンスにも対応できる。

音楽そのものは、容赦なくループしている。サウンドデザインはフューチャリスティックだが、トラックの構成はよりプログレッシブで、グルーヴのひとつひとつから可能な限りのニュアンスを引き出しながら、ある空間を十分に探索してから次のステップに進む。メロディーの大半は、緊張感を生み出すことを目的としており、16分音符のしつこい音は徐々にデチューンしていく。クローザーの “Stop Harping On” では、さらなるメロディックな探求が繰り広げられ、フェラーロの「Far Side Virtual」に出てきそうな超現実的なスカラー・ランがフィーチャーされている。