Sen Morimoto – Diagnosis

シカゴを拠点に活動するマルチ・インストゥルメンタリスト、Sen Morimotoの3rdアルバム『Diagnosis』は、彼の脚本が反転した作品。2018年のデビュー作『Cannonball！』と2021年のセルフ・タイトルの続編という2枚のアルバムを自身のSooper Recordsからリリースした後、City Slangと契約し、Sooperと共同でサード・アルバムをリリース。

シカゴのFriends Of Friendsスタジオで親しいコラボレーターと共にレコーディングされた12曲は、ファンキーで明るいジャズ・ポップ（「Bad State」）、Radioheadのようなフィーリングを持つ複雑なギター・ベースの曲（「What You Say」）、オーケストラの不思議な世界「Forsythia（レンギョウの旋律）」の間を飛び回るような内容。ハイライトの “Pressure On The Pulse “は、破壊的なまでに親密で静かな曲。このアルバムの中核をなすカメレオン的存在である彼は、サックス・ソロを切り裂くことも、親密なシンガー・ソングライターの領域に深く飛び込むことも、重厚で轟音のオルタナ・ポップを堂々とリードすることもできる。

このアルバムで参考にした音楽について、「このアルバムでは、FunkadelicとDinosaur Jr.を同居させたような」と語っています。