Superportua – Grumi

ARTIST :
TITLE : Grumi
LABEL :
RELEASE : 11/3/2023
GENRE : ,
LOCATION : Treviso, Italy

TRACKLISTING :
1.Salvami
2.Il Funambolo
3.Rovi
4.Seth
5.Tornare Indietro
6.Castità
7.L’ammazzatoio
8.Malavoglia
9.L’uomo di paglia

「Grummi」(塊)とは、年月が経つにつれて、体験したときにはなかった主張と重みを帯びてくる記憶のこと。
遠い夏の午後の光は固まり、行動は結晶化し、顔は覆われ、言葉は失われます。
残るのは、時を超えた謎と、忘れてしまったものへの恐れ。
快楽は、私たちを現在に固定させる銛となり、”After “のない “Here and Now “へと導いてくれるのです。

しかし、もし「その後」が訪れれば、新しい日の夜明けは疫病となり、日没は青ざめ、夜は狼の喉となるのです;
もし「その後」が来なければ、悲劇が訪れ、人間の心に守られていた意味が引き裂かれます。
でも、どんな意味?
私たちが築き上げた意味、嵐の閃光の中でバランスを取るふりをする意味。

思い出の上にあぐらをかいて虚構を続けるのか、それとも生き残るためだけの戦略や習慣の塊を捨てるのか。
そして、いったん私たちが鱗を落とし、彼らが私たちに与えた名前さえも剥ぎ取られてしまったら、何も残らないのか、それとも新しい何かが現れるのか。
暗いだけなのか、それとも明るい闇に希望が持てるのか。
グルミ』の神はエゴであり、その目的は常にニーチェのそれ、神を殺すこと。
そして、私たちは大虐殺の現場にいるのです。

虚構の大虐殺の後には、迂回しても乗り越えられない、しかし越えなければならない深淵が広がります。
暈を見つめると、もう戻れないのです。
この一見恐ろしい空虚は、実は、これまで経験したことのない新しい意味の空間=ノー・スペースを表しています。
私たちは個人であることをやめ、食欲は落ち着き、懸念は目的に包まれた至高の静寂の中で解消されるのです。
しかし、支えも足場もないこの空っぽの大地を歩む力を与えてくれるものは何でしょう?
「グルミ “とは、私たちの魂を後押ししてくれる風を待つこと。
そして私たちの最も鮮明な記憶は、「あの風が吹いてくるとき、私たちはそれを待っていた」というものでしょう。