Phase Fatale – Love Is Destructive EP

ARTIST :
TITLE : Love Is Destructive EP
LABEL :
RELEASE : 4/19/2024
GENRE : ,
LOCATION : Berlin, Germany

TRACKLISTING :
1.Love Is Destructive
2.Magma Driver
3.Ambivalence
4.Introjection

(別名Hayden Payne)が自身のレーベルからリリースした前作EPから1年という節目にリリースされた「Love Is Destructive」は、物語とサウンドの枠組みを彼独特のキュレーションで統合し、洗練されたシンセサイザーのストーリーテリングという音楽的食事で刷り込まれた、真のテクノの領域への明確なシフトです。ベルリンを拠点に活動するDJ、プロデューサー、レーベルオーナーである彼の、ジャンルにとらわれないレパートリーの中から、一見分裂しているように見える要素をブレンドすることによって、共生的なハーモニーを生み出すという傾向は、リスナーのボーダーレスな聴覚の旅に対する彼の卓越した理解とコントロールを示しています。BerghainやトビリシのKhidiのようなテクノ・アリーナ(いずれも彼がレジデントを務める)でのマラソン・クロージング・セットに代表されるように、Phase Fataleの最近のDJパフォーマンスとプロダクションの試みは、純粋なテクノ感覚への彼の新鮮なアプローチを反映しています。

タイトル・トラックは、力強いグルーヴ、エネルギッシュな活力、大胆なアティテュードが特徴。MagmaDriver」では、テクノの推進力に続き、メタリックなテクスチャーとトリッピーでヘディアな要素が深みを増し、最先端のサウンドデザインはスペイシーな快活さと浄化を同居させています。Ambivalence」と「Introjection」では、ダブ・テクノに傾倒した加工されたヴォーカル・サンプルとブロークン・リズムへのヒントが、ペインの集中的なアプローチによって造形され、復活に似た希望に満ちた解決感を響かせます。冷たい機械的なニュアンスで相殺されたロマンチックな感覚は、エンジンのような機械を背景にバラを描いたEPのアートワークにも反映されています。