Mint Field – Aprender a Ser

ARTIST :
TITLE : Aprender a Ser
LABEL :
RELEASE : 10/27/2023
GENRE : , , ,
LOCATION : Mexico City, Mexico

TRACKLISTING :
1.El Suspiro Cambia Todo
2.Sueño Despierto
3.Nuevo Sol
4.Puerta Abierta
5.Moronas
6.Horizonte
7.Respiro Profundo
8.Orquídea
9.Cinco Días
10.Antes De Que Se Acabe El Año

時間。それは私たちが大切にしがちなものだ。バンドとしてアルバムをレコーディングするときは、通常以上にストレスの多いシナリオに放り込まれ、決断を急ぐのが普通となる。メキシコ・シティのは、このことをよく知っている。

2020年の春(そう、コヴィッドだ)に巻き戻そう。バンドは、2020年のミニマルなサイケ/シューゲイザー・アルバム『Sentimiento Mundial』に続く新作『Aprender a Ser(英語でLearn To Beの意)』の具体化に着手した。今回初めて、バンドはレコーディング・プロセスにおいて時間的制約を受けなかった。彼らはこのアルバムの作曲、レコーディング、プロデュース、ミックスを単独で行った。彼らには、物事をゆっくりと進め、自分たちが作りたいサウンド、環境、雰囲気についてより執拗に考える時間があった。

『Aprender a Ser』は本当に親密なものになり、細部まで入念に作業された。Mint Fieldはテイクに次ぐテイクを録音したが、同時にデモの魂をそのまま残すように努めた。ギターとドラムの一部は、最終バージョンではファースト・テイクになっている。バンドはレコーディングを放置しては、また戻ってくる。そうすることで曲は大きく進化したが、同時に当初の意図の本質を失うことはなかった。

早送りして2023年1月。この間、バンドはさらに約25曲をレコーディングし、サウンドを進化させると同時に、コンセプトに合ったまとまりのある10曲に絞り込んだ。レコーディングの過程で、彼らは自然にミント・フィールド・サウンドのルーツに戻り、レイヤーを多用し、様々なタイプのリバーブを利用し、より幽玄でアンビエント、ドリーム・ポップ、シューゲイザー・サウンドを探求した。

テーマ的には、『Aprender a Ser』は、私たちが毎日生きている現実の視点を開くこと、人生で目撃する一瞬一瞬を認めることについて語っている。私たちが何であるか、何を生き、何を見、何を感じるかを認識することを学ぶ。過去の自分を見て、現在の自分がどのように進化してきたかを観察することでもある。あるいは、蝶が繭の中で形成され、5日間という短い生涯を終えるまでの一生を見ること。あるいは、蘭が毎日ゆっくりと開いていく様子を見て、私たちが何であり、何であろうかの本質を決して忘れないようにすること。人生において当たり前のことなど何もない。今を生きることは贈り物なのだ。あり方を学ぶ(Aprender a ser)とは、自分の感情を認め、抑圧せず、消さず、感じることを学ぶことである。