LICE – Third Time At The Beach

ブリストルで結成された4人組LICEは、UKエクスペリメンタル・ロック界で最も独創的かつ野心的な異端児。彼らのセカンド・アルバム『Third Time At The Beach』は、私たちを取り巻く世界をより良く理解しようとする私たちの闘いを探求する3部構成の叙事詩で、AD 93より9月20日にリリース。ミニマリズム、ロック、テクノなどの間を行き来しながら、宇宙飛行士、原始人、恐竜など、時空を超えて私たちを疾走させます。

国際的に高く評価されたライスのデビュー・アルバム『WASTELAND: What Ails Our People Is Clear』（2021年）に続く作品。フィナンシャル・タイムズ紙に「エキサイティングで、生き生きとしていて、音楽的なアイデアが詰まっている」、CRACK誌に「あらゆる場面で期待に応えるイギリスのアヴァン・ロックに歓迎すべき息吹を与えた」と絶賛されたこのアルバムは、BBC 6Music、BBC Radio 1、KEXPなどのラジオでも支持を獲得。このアルバムをきっかけに、LICEはReading & Leeds、Green Man、End Of The Roadなどの主要フェスティバルに出演。

Third Time At The Beachのコンセプトは3つの楽章で表現されています。第1楽章（「Unscrewed」、「White Tubes」、「Red Fibres」）は、子供が世間一般の文化に触れ、打ちのめされ、世界を理解できないまま大人になったことに気づくというもの。番目（「To The Basket」、「Wrapped In A Sheet」、「Scenes From The Desert」、「Mown In Circles」）は、お金、時間、国家、言語などの基本的な概念を再評価する、見当識障害のような異質なシークエンス。3つ目（「Fatigued, Confused」、「Third Time At The Beach」、「The Dance」）では、個人はこれらの新しい考えを受け入れ、世界に対する理解の変化と、その中で進むべき道により多くの主体性を与えます。

『Third Time At The Beach』では、すべてが常に変化しています。このアルバムは、みずみずしいピアノ・バラードから破砕的なインダストリアルまで、湿地帯のアヴァンギャルドな楽曲から勝利のロック・フリークアウトまで、変幻自在。ヴォーカル・マニピュレーションやフィールド・レコーディング、スタジオ録音やホーム・デモのカッティングを駆使し、バンドは空間的に弾力性のあるコラージュのような効果を生み出しています。このアルバムは、その中で到達しているアイデアと同様、進行中の作品。

リリックでは、学習（あるいは「学習解除」）の経験を提示するために散漫なスタイルを採用。リスナーは、古代文明、産業革命、宇宙、恐竜の国を訪れ、中世の農民、銀鉱労働者、穴居人、ナポレオン、サタンに遭遇します。

このアルバムについてバンドは 「このアルバムは、世界とそこにあるすべてのもの、歴史、科学、そしてそのすべてをお互いに説明し合う方法を理解しようとするものです。このアルバムは、私たちの生活を形作っているプロセスに戸惑ったり、怖じ気づいたりすることを祝福するものです。