Lauren Flax – Liz & Lauren EP

ARTIST :
TITLE : Liz & Lauren EP
LABEL :
RELEASE : 9/22/2023
GENRE : , ,
LOCATION : New York

TRACKLISTING :
1.Fix Everything
2.I’d Risk It All To Be With You
3.I Don’t Want To Hurt You
4.Return To Love
5.I’d Risk It All To Be With You (MASC Remix)

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2022年にDJ Magのアンダーグラウンド・ヒーローに選ばれたDJ&プロデューサーのは、20年にわたりブルックリンのエレクトロニック・シーンで活躍してきた。 最新プロジェクト ‘Liz & Lauren EP’ では、シューゲイザー・テクノ・デュオPale BlueのLiz Wightとタッグを組み、デトロイト・ハウスとアシッド・テクノに乗せて、愛と孤独の問いを蒸し暑いヴォーカルで表現している。

FlaxとWightは2021年、Pale Blueのメンバーでありの共同設立者でもあるMike Simonettiの紹介で急接近し、Pale Blueの “Breathe “のリミックスをFlaxに依頼した。当然、その直後、彼女が制作中の楽曲のためにヴォーカリストを必要としていたとき、彼女は誰に声をかければいいかわかっていた。「私は大学院の最後の年に、地域の精神衛生でインターンとして、パンデミックのトラウマに対処する子供たちを助けていました」とワイトは当時を語る。彼女はこの経験を活かして、ロサンゼルスの自宅でLiz & Lauren EPの歌詞を書き、レコーディングした。

その結果、 ‘Liz & Lauren EP’ の歌詞は、繋がり、孤立、慣習についてのオープンエンドな考察となっている。リード・シングルの “Fix Everything “は、結婚に対する非難(”Will this ring / fix everything”)とも読めるし、環境破壊からアメリカにおけるLGBTQ+の権利に対する攻撃まで、様々な問題に適用できる行動への呼びかけとも読める。EPが進むにつれ、Wightの風通しの良いヴォーカルは、恋愛の落とし穴について考えるようになる。熱愛の破壊的な力(「We break hearts / we ruin lives」)から、関係を卒業することの痛み(「I don’t want to hurt you / Even if I’m not in love」)まで。テーマの変遷は、これらの曲が作られた2年間の期間と重なる: “最初に書いた歌詞は、孤独と恐怖から生まれたものだった “とWightはつぶやいている。

サウンド的には、 ‘Liz & Lauren EP’ は、フラックスが2MRから初めてリリースした2021年の『Out Of Reality』からの自然な進展のように感じられる。影響を受けたミュージシャンについてFlaxは、エレクトロニック・ミュージックのメッカであるデトロイトで過ごした彼女自身の青春時代を思い起こし、「90年代の悲しく、ムラムラした10代のレイバー」をイメージしていると語っている。彼女はオリーヴのトランス・ポップ・メガヒット “You’re Not Alone”の名前を挙げており、その影響はEPのきらめくシンセとワイトのみずみずしいトーンに現れている。”I Don’t Want To Hurt You”と “Fix Everything”は明るくダイナミックなプロダクションで脈打つが、スロー・バーナーの “Return To Love”は、ミュートされたドラム・ビートとシンプルで耳に残るシンセのリフレインに支えられた、控えめなアプローチをとっている。「I’d Risk It All To Be With You “は両方のバランスが見事で、Flaxの友人であるMASCのMark ArcherとSimon Neale(Shadow Child)の手によるEPのエンディング・リミックスでクラブ仕様にもなっている。

‘Liz & Lauren EP’ は、Flaxとワイトの芸術性を等しく発揮した熱のこもった作品集だ。両アーティストにとって、常識にとらわれず(FlaxはDJ、WightはPale Blueでのパフォーマンス)、他者とのコラボレーションに踏み切った証であり、その成果は今後何年もダンスフロアで感じられるに違いない。