Jacaszek / Wesołowski / Szczecin Philharmonic Orchestra – Eir​ḗ​nē

ギリシャ神話の平和の女神にちなんで名付けられた『Eirḗnē』は、Tomek Hoaxのキュレーションにより、2017年にグダニスクで開催されたSolidarity of Artsフェスティバルの委嘱を受けたMichał JacaszekとStefan Wesołowski（Jacaszek/Wesołowski）の共同プロジェクト。このプロジェクトは、Jóhann Jóhannssonのコンサートに先立つパフォーマンスでデビューしました。5年後の2022年、このコラボレーションは新たな展開を見せ、アルバム「Eirḗnē」はウクライナで戦争が始まる直前にシュチェチンのフィルハーモニー管弦楽団と録音されました。もともと「平和主義者」であったこの曲は、このとき新たな文脈を獲得。ネオ・クラシカルなオーケストレーションと、Ben Frostとの仕事で知られるDaniel Rejmerのプロデュースによる電子音楽が融合。

アンビエントで電子的なパッセージと加工されたサウンドが交響楽団と完璧に融合。このアルバムには、Kinga RozkrutとMichał Krężlewskiが指揮するシュチェチン・フィルハーモニー管弦楽団と録音した7曲が収録。魅力的なオーケストレーションは、作曲家、プロデューサー、アレンジャーであり、Immortal OnionやArtificialice、Hania Rani、Magda Kuraśといったアーティストとのコラボレーションで知られるZiemowit Klimekが担当。追加のドラム・アレンジは、作曲家、ドラマー、即興演奏家として知られ、Resina、Felix Kubin、Mitch & Mitch、Opla、Magnetoなどのアーティストとの共演で知られる才能豊かなHubert Zemlerが考案し、録音したもの。ピアノは、Klawoバンドへの貢献、Mibokoch、Midera & Kowalik Quartetの創設、コペンハーゲンのリズム音楽院での研究などで知られるピアニスト、作曲家、プロデューサーのMalina Midera。