GWENDOLINE – C’est à moi ça

ARTIST :
TITLE : C’est à moi ça
LABEL : Records
RELEASE : 3/1/2024
GENRE : , ,
LOCATION : Rennes, France

TRACKLISTING :
1.Conspire
2.Clubs
3.Rock 2000
4.Si j’préfère
5.Héros National
6.Merci la ville
7.Palace Meetic
8.Le sang de Papa
9.Pinata
10.Parce-que j’ai rêvé d’être riche

の音楽はどうでもいい。ちゃんとした計画も立てない、と彼らは聴く者に言い続けている。ブレストを拠点に活動するの2人によるニューアルバム『C’est à moi, ça』では、誰もが思い思いの音楽を聴くことができる。ある者は彼らをJoy Divisionや les Béruriers Noirsに仕立てるだろう。コールド・ウェーヴ、ダーク・ウェーヴ、チャヴ・ウェーヴ、何でもありだ。我々はそうしない。

パブ・カルチャーについてあれほど歌うには、それなりの報酬を払わなければならない。彼らのファースト・アルバムは、文字通りカウンターで書かれたものだ。彼らには、お気に入りのバーを盗んだジャイロポッドに乗るスーツにクソを言う権利がある。Le sang de papa et maman “を聴けば、このレコードから湧き出る濁った酒をどの井戸から汲んでいるかがわかる。自画自賛はしないが、彼らは間違いなく、そこらじゅうにいる社会的不公正の戦士たちに、新たなケツの穴を勢いよくぶちまけているのだ。

歌える曲もある。サッカーの曲のようにコーラスに参加することもできるが、彼らはスタジアムを狙っているわけではない。Pierre BarrettとMickaël Olivetteは、”生まれたときから世界の終わりが始まっていた “2人の壮大な負け犬だが、ありのままを語っている。彼らは「ボードレールのような書き方など気にしない」。彼らの歌詞は、湿ったコースターのような味がし、引き出しの底に眠っている引退したマイクのような匂いがする。どの曲も、バカンス・クラブ、前の世代、後の世代、低コストの生活、ゴミのようなテレビなど、人生のあらゆる側面にツバを吐きかける機会となっている。そして間違いなく彼ら自身も、社会的責任のある計画を立てることよりも重要なことがあるからだ。

フランス人二人組は、何年か放ったらかしにした挙句、IT集団が自分たちと一緒にセルフィーを撮りたがるのを理解しない。そして、ブルターニュの自宅で構想されレコーディングされたこのニュー・アルバムでは、これ以上良くなることはないだろう。ダークで過激、ナンセンスなインストゥルメンタル(ギター/キーボードはジェイクとロマン)は、ピエールとミッカに、パレードに高みから小便をかけに行く強力なはしごを与えている。

彼らを愛すれば、おそらくすでに腹が立っていることだろう。彼らの怒りは単刀直入で公平に感じられる。すべてが不味くなったバターのような味では、ニュアンスを出す余裕はない。