ARTIST : Felidae
TITLE : Katla
LABEL : Full Spectrum Records
RELEASE : 4/22/2022
GENRE : ambient
LOCATION :
TRACKLISTING :
1.Kettle
2.Slaughter
また始まった。冬の雪解けが進み、もうすぐ春がやってきます。Sharmi Basu [AKA Full Spectrumの卒業生Beast Nest]とFanciulla GentileのプロジェクトFelidaeによるこの生々しく、生命力に溢れ、広がりのあるライブ録音をFull Spectrumが共有する良いタイミングはないだろう。
2014年から継続しているFelidaeは、現在までに自費出版のカセット1本をリリースしただけだが、彼らはベイエリアやそれ以外の地域の地下室を破壊し、そびえ立つライブ・アクトとしてニッチを切り開いてきた。
2020年秋、COVID-19の流行が深まる中、2人はジェイク・ロドリゲスのノイズ・シリーズ「PONIIA」のために即興のライブ・セットを作り上げた。その結果、当時は個人的な距離と社会的な孤立感がますます増しているように感じられた中で、「今、ここ」において親密になった瞬間が記録された。パンデミックが3年目に突入した今、私たちのコミュニティは分裂し始め、将来の世代が考慮すべき文化的景観の永久的な特徴になりつつあります。
このような状況の中で、この作品は共鳴を得ることができたのです。「カトラ」とは、アイスランド語で「やかん」を意味する言葉で、特に火山を意味する言葉です。カトラは、100年以上前に最後の噴火をした雪をかぶった巨大な活火山の名前であるが、最近、研究者はこの場所から高調波震動を検出した。これは、地球のマントル深部からマグマとガスが放出され、地震と低周波エネルギーの持続的放出であり、本格的火山噴火に通常先行し、付随する。
「カトラ」はヒンディー語で「虐殺」を意味する言葉でもある。パンデミックという壮大な背景を考えると、この言葉の難解さは軽減されるかもしれない。パンデミックは、継続的な大量死を引き起こす一方で、グローバル資本主義のくびきのもとでの生活のもろさと不安定さを浮き彫りにしているのだ。しかし、この二面性は、再生と再生の原動力となる。私たちの下に圧力が蓄積されれば、必ず何かが突破される。圧力、噴火、破壊、死、暴力、創造のサイクルが、私たちが故郷と呼ぶこの美しい岩の上で、私たちの肉体的、精神的経験をテラフォーミングしているのです。
カトラは、旧世界と来るべき世界への頌歌である。