Blurstem – Ocelli

このアルバムのメインテーマはコントラスト。親密で内省的な瞬間やサウンドと、巨大で壮大なサウンドやフィールの対比。ツインシティで育った私たちは、短い休暇を過ごすために家族でよくダルースに行きました。なぜか、この対照的なコンセプトがダルースのことを思い起こさせたんです。この町には確かに小さな町の雰囲気がありますが、同時に、この途方もなく巨大な湖には、いつも巨大な船が行き来しているんです。

例えば、タイトル曲の「Ocelli」では、最初の1分くらいは本当にソフトで静かなピアノと微妙なアンビエンスで、それがゆっくりと大きなドライヴ・パートへと発展し、また下がっていきます。「Eagles Flight」もその一例で、曲の2/3が大きく厚みのあるフル・セクションで、最後のアウトロはバイオリンのラインをコピー・アンド・ペーストして、いつもより間引きました。あの感情のスペクトラムの大きさと、静かで親密な感じが好きなんです。

このLPを作曲しているとき、最近ローデスのエレクトリック・ピアノをスタジオに持ってきてもらったんです（友人のためにベビーシッターをしていた）。

John Hayesの家で彼のピアノをたくさん録音したのですが、その音と要素をこのアルバムに取り入れることができたのは楽しかったです。