Cousin Kula – “Poisoned”

長い冬の後、初めて太陽の光を浴びたようなCousin Kulaのセカンド・アルバム『Vitamin D』は、すぐにそれとわかるサウンドでありながら、華麗に生まれ変わった。デビュー・アルバム「Double Dinners」が失恋のサウンドトラックだったとしたら、このアルバムは再び恋に落ちるサウンドだ。’Clothes Off’、’Staying With You’、’Good Feeling’ といったトラックリストのタイトルさえ、この新作の座標を大胆に示している。冒頭の焼け付くようなシンセのコード、弾むベース、泣き叫ぶようなギター・ライン、そしてフルートのひらめきから、このアルバムがフィーリング・グッド・アルバムであることは明白だ。レーベルのボス、Bradley Zeroは「バンドが集団のモヤモヤを振り払い、愛の夏を迎える準備ができたと言っていいと思う!」と絶賛している。

Posted on 12/01/2023