アムステルダムのプロデューサー Jacco Gardner と Nic Mauskovic による、ポスト-ディスコ、ノーウェーヴ、アフロ・プロジェクト Bruxas が、新作アルバム ‘Muscle Memory’ を、Dekmantel からリリース。
オランダ、アムステルダムのサイケ・ミュージシャン、Jacco Gardner と Nic Mauskovic は、Bruxas としてのデビュー・アルバム ‘Muscle Memory’ で、ノー・ウェイブ、ポスト・ディスコの新しいテイストを生み出しています。Dekmantel レーベルでの3作目となる本作は、前作のEP ‘Mas Profundo’（2017年）、’Sirocco’（2018年）に続くものです。ボヘミアンなシンセサイザーの世界に身を置くこのデュオは、ビンテージマシンやコズミックなエフェクトを試し、リズミカルなグルーヴとサイケデリックなトーンの中を泳いでいます。これは、二人の音楽的背景と長いパートナーシップを反映したスタイルであり、二人の共同作業と音楽的な筋トレの記憶を強化するものでもあります。
ザムロックバンド WITCH の復活ツアーで一緒に演奏した後、Gardner と Mauskovic は、プールサイドでの戯れやカクテルタイム、そして60年代後半のドイツのコズミック・ミュージックへの共通の愛情を中心にパートナーシップを築きました。二人は、独自の錬金術を用いて、忘れられた瞬間のサウンドトラックを作る旅に出ました。
“Cógelo, Rápido” はディスコ・ノワール・スリラー、”Mountain Cruise” はホドロフスキーのようなアップビートで、”Minitrip” はサイケデリックな新しい存在の世界へとリスナーを誘います。このレコードに Patrick Cowley の要素が含まれているのは、当然のことである。マッスル・ミュージックのサウンドトラックを手がけたパイオニアである Cowle yは、レフトフィールド・シンセサイザーの探求にも熱心だった。
Bruxas のほかには、Gardner と Mauskovic はそれぞれのキャリアで成功を収めています。Gardner はバロックポップのユニークな表現で、Mauskovic はリズミカルなポストパンクグループのソロプロジェクト The Mauskovic Dance Band で活躍しています。Bruxas として一緒に活動することで、彼らは若々しい情熱に満ちた相乗効果を発揮し、ビンテージの波のような感覚を再現しようとしています。ミニマルな機材で録音された ‘Muscle Memory’ は、即興性とサイケデリックな音の実験に満ちており、時間をかければ潜在意識が支配し、意識的でなければできないようなパターンを音楽の中に作り出すことができることを証明しています。まさに「マッスルメモリー」と呼ぶにふさわしい作品です。
