Implodes – “Scattered in the Wind”

シカゴ出身の4ピース・バンド Implodes の最新曲 “Scattered in the Wind” は、シューゲイズとサイケロックの中間的なサウンドで、ギターの鳴りっぷりが凄まじい。こちらの曲は前作に引き続き Kranky からリリースされる新作、サード・アルバム Recurring Dream からの音源で、4/1 にリリースになります。

Spectral Park – ‘Spectral Park’ (Mexican Summer)

コインランドリーを使うようになってからだろうか、靴下の片足事件が頻発している。正確に数えていないが、たぶん10足くらいは片方しかないものになっている。両足揃っているものが限られるので、物凄く不便。もうどうすることもできない時は、左右異なる似たような色や柄のものを選んで履いている。でも、最近は左右を敢えて非対称のもの、アシンメトリーっていうんですかね、それがオシャレっていう風潮もあるようなので、オシャレです、と言ってしまえばごまかせるので非常に助かる。って、まあほんとはバレバレですがね。このサウサンプトンの青年 Luke Donovan は、顔つきはすごく整っていて、シンメトリーな方ですが、Spectral Park の音楽はかなりアシンメトリー。実際に左右の音が異なる場面もあるが、それよりも前後の音が異なってる感じ。バロック調のサイケポップは物凄く速度感のあるもので、普通にヴォーカルを重ねたらピッチシフト系の高音にしないと適切でないような感じなのです。ただヴォーカルのスタイルは決して遅いタイプでなく、それなりに速度感というか、全体の音を煽るように息切れしそうな感じの歌い方である。でもやっぱどこかアンバランスな感じがあって、それがとても熱狂的で、挑発的で、ある種の曖昧さを生み出している。

7.5/10

The Little Ones – ‘ The Dawn Sang Along’ (Branches Recording Collective)

シングルカットされていたオープニング曲 “Argonauts” は完全に夏仕様な曲。それ以降も最後までずっと常夏ポップな The Little Ones のデビュー作。世の中には時期を限定して聴く音楽があるようで、季節ごとまたは、イベント期になると必ず流れる曲とかありますよね。手っ取り早いのかもしれないが、ああいう曲を流したり使ったりする発想が乏しい。真冬に真夏の音楽を聴きたい時だってあるんです。そもそも、この時期にこれをリリースしている時点で、本人達はそんなこと気にしてないでしょうが。サンディエゴ出身ということで土地柄も反映されているのかもしれないが、かなりリゾートな気分ですね。そういえば暫く海水浴なんて行っていないな。海で日焼けして酷い目にあったことがあって、あまり行きたくなくなった。そうこうしているうちに年齢も重ねて、腹もぽっこりしてきたし、海なんて更に遠い存在になっている。別に泳がなくて眺めているだけでいいんだけどね、そろそろ腹を引っ込めることを考えて、今年の夏は海水浴にいけるようにしようか、しまいか、どうするか。まぁ、まだ時間はあるし、この音楽を聴いておけば気持ち的には満たされるし、あとは腹が減ったんでそっちを満たそう。

6.0/10

Antwon – ‘In Dark Denim’ (Greedhead)

カルフォルニア、サンノゼのラッパー Antwon の最新ミックス・テープが、Greenhead 経由でリリースされました。In Dark Denim には、同じくサンノゼの DJ Bad Slorp、メンフィスの Cities Aviv そして現在はベルリンに住む Teams などがプロダクションで参加しています。
ダウンロードはこちらでどうぞ。

Four Tet – “As Serious As Your Life”

そしてこちらもリリースから10年経ったところでのリイッシューです。こちらもアルバムリリース時期にコペンハーゲンで行われたライブ・セットがボーナス収録されるそうです。Four Tet のサード・アルバムである Rounds のリイッシュー・リリースは、5/13 に Domino から。

The Postal Service – “A Tattered Line of String”

もうご存知かと思いますが、Death Cab For Cutie の Ben Gibbard と Dntel こと Jimmy Tamborello によって活動していた The Postal Service が丁度10年前にリリースした唯一のアルバム Give Up のリイッシュー・デラックス・ヴァージョンが Sub Pop から 4/9 にリリースされますが、未発表曲として収録される “A Tattered Line of String” のサンクラ・ヴァージョンも出たみたいなんでアップしておきます。

K-the-I??? – “Aching for Love Music”

ロスアンジェルスを拠点にするヒップホップ・プロデュサー K-the-I??? が間もなくリリースする最新作 Oxidised Matrix V2 EP からのオープニング・トラック “Aching for Love Music” です。ソウル、サイケそしてカシオ・トーンで制作される8-ビット・シンセ・ビーツ。いつもながらの独特なセンスが光るトラックです。EP のリリースは、Mush Records から 2/26 です。

Quiltland – “Days”

スウェーデンの女性アーティスト Frida Li Lövgre による Quiltland が、ロンドンの 1991, El Kid, Vessel そして Jabu をリリースしている Astro:Dynamics から年内にリリースをするようですが、その作品からの曲だと思われるトラック “Days” がアップされました。Not Not Fun から昨年カセットをリリースしていた Sand Circles と親交のあるようですが、サウンド面でも通じることのあるサイケデリック・アンビエンスです。

Karen Gwyer – “Pikku-Kokki”

アメリカ生まれでロンドン在住の女性アーティスト Karen Gwyer が、自身のレーベル Kaleidoscope からのEP に次ぐデビュー・アルバムを No Pain In Pop からリリースします。シンセサイザーを豊富に鳴らして、エモーショナルなミニマル・アンビエンス/ディスコな曲 “Pikku-Kokki” は、アルバム Needs Continuum に収録のトラックです。リリースは、2/25 です。

[vimeo http://www.vimeo.com/58558888 w=640&h=351]