Verdo – Prins EP

アドリア海の伝説的カルトDJ、VerdoがHell Yeah RecordingsからEPをリリースした。

Verdoは、DJ、プロデューサー、プロモーターとして、地元のシーンに長く根付いている。イタリアのアドリア海沿岸に位置する歴史深い港町、セニガッリアの「Gratis Club」のディレクターとして20年間、オルタナティヴでレフト・オブ・センターのサウンドに没頭してきた。ディープ・ディガーであり、広い視野を持つセレクターでもある彼は、この崇高な3曲のカットの中でその技巧を披露している。

オープニングの’Prins’は、冒頭から聴く者の頭を高揚させ、両手を宙に浮かせる。滑らかなハウス・グルーヴの上を豪華なピアノ・コードがエネルギッシュに踊り、うねるようなシンセ・リードが宇宙空間を飛び回り、コズミックなエッジを加えている。Boulevardier」は、荒々しいアルペジオと、明るいコードで夜を照らす壮大なブレイクダウンで、ドライブ感のあるディスコ・フィーリング。気持ちのいいヴァイブスとダンスフロアのダイナマイトがクローザーの「I Want It」に詰まっている。ほろ苦いキーと80年代のヴァイブスが、太陽の光を浴びたミッドテンポのサマー・グルーヴを奏でる。

Pedro Berthoはフランス在住だが、ブラジル出身。彼は春にHell YeahからLe Lien EPをリリースし、Verdoの’Prins EP’では’Boulevardier’をトロピカル風にアレンジしている。彼のリワークは、ルーズなブレイクと硬質なヒット、そしてメロンをひねるリードが隣り合わせになり、特徴的なピアノ・コードがキック・インしてテイク・オフするまでのエネルギーを高めている。