The Jeffrey Lee Pierce Sessions Project – The Task Has Overwhelmed Us

ARTIST : The Sessions Project
TITLE : The Task Has Overwhelmed Us
LABEL :
RELEASE : 9/29/2023
GENRE :
LOCATION :

TRACKLISTING :
1.Mother of Earth – Dave Gahan
2.La La Los Angeles – The Coathangers
3.Yellow Eyes – Jeffrey Lee Pierce (feat. Nick Cave & Warren Ellis)
4.Debbie By The Christmas Tree – The Amber Lights
5.Go Tell The Mountain – Mark Lanegan (feat. Nick Cave & Warren Ellis)
6.Going Down The Red River – Jim Jones and the Righteous Mind
7.The Stranger In Our Town – Peter Hayes, Leah Shapiro & Humanist
8.Secret Fires – Suzie Stapleton (feat. Duke Garwood)
9.Tiger Girl – Hugo Race
10.On The Other Side – Nick Cave & Debbie Harry
11.Idiot Waltz – Cypress Grove
12.Tiger Girl – The Amber Lights
13.From Death To Texas – Alejandro Escovedo
14.Vodou – Mark Stewart 02:39
15.Time Drains Away – Lydia Lunch, Jozef van Wissem, Jim Jarmusch
16.Lucky Jim – Chris Eckman & Chantal Acda
17.I Was Ashamed – Pam Hogg (feat. Warren Ellis & Youth)
18.Bad America – Sendelica (feat. Wonder & Dynamax Roberts)

約10年の歳月をかけて制作された『The Task Has Overwhelmed Us』は、 Sessions Projectシリーズ待望の第4弾。2023年9月29日、より発売。

Gun ClubのギタリストであったCypress Groveによって2006年に企画されたこのプロジェクトは、前世紀アメリカで最も魅力的で影響力のあるシンガー・ソングライターの一人であったピアースにスポットを当てると同時に、かつてのコラボレーター、友人、ファンの手によって彼の作品を現代に蘇らせることを常に目指してきました。

2009年の『We Are Only Riders』、2012年の『The Journey Is Long』、2014年の『Axels and Sockets』に続く『The Task Has Overwhelmed Us』では、ピアースのGun Clubとソロ・キャノンの楽曲の素晴らしい解釈とともに、リハーサルの骨格、未発表の歌詞、ライブでのみ演奏された楽曲から構築された新鮮な作品を紹介。歌詞や 歌詞のない曲のアイディアを音楽的なセッティングを模索することで、サイプレス・グローブが「フランケンシュタイン・ソング」と呼ぶ作品が生まれました。

Nick Cave、Debbie Harry、Mark Lanegan、Lydia Lunch、Youth、Jim Jones、Warren Ellis、Mark Stewart、Hugo Race、Cypress自身、そしてThe Amber LightsとしてのMick HarveyとJ.P. Shilo、さらにはJeffrey自身もオリジナル・テープから参加。これらに、Dave Gahan、Suzie Stapleton、Duke Garwood、Pam Hogg、The Coathangers、Black Rebel Motorcycle ClubのPeter HayesとLeah Shapiro、Humanist、The WalkaboutsのChris Eckman、Jozef van Wissem、Jim Jarmusch、Chantal Acda、ウェールズのスペース・ロックバンドSendelica、USのヴォーカリストWonderとDynamax Robertsなどの新鋭が参加。ピアースの愛するジャズのように、出演者たちはしばしば互いのトラックに入り込みます。

全18曲を通して感じられるのは、愛と尊敬、そして熱心なファン、さらにはピアースの手に負えないミューズの一面や断片が彼らの創作意欲をかき立てるようなエネルギーで作り上げられた稀有な宝石のようなムード。ジェフリー・リー・ピアースが1996年に早すぎる死を遂げるまでのわずか15年間、ポスト・パンクのLAから炸裂した天才的な炎を振りまいてスポットライトを浴びたことは、伝説として刻まれているほど。Gun Clubのインパクトとピアースのバック・カタログの反響にもかかわらず、今世紀初頭、彼の遺産は永遠のカルト的地位に縮小する危機に瀕しているように見えました。

そして1992年の『Ramblin’ Jeffrey Lee & Cypress Grove With Willie Love』で晩年のジェフリーと共演したロンドン在住のギタリスト、サイプレス・グローブが登場。2006年のある日、自宅のロフトを整理していたサイプレスは、『Ramblin’…』のベッドルーム・リハーサルが録音された匿名のカセットを発見。「それで、ジェフリーと一緒に仕事をしていた人、彼と友人だった人、あるいは単に彼の作品を賞賛していた人たちに、曲を完成させるのを手伝ってもらうことを思いついたんです」。

1984年にGun Clubのファンクラブを立ち上げ、ピアースの98年の自伝『Go Tell The Mountain』を持ち帰ったジーン・テメシー、作家でDJミュージシャンのPhast Phreddie Patterson、兄の死後に未完成の曲や未公開の文章を発見したジェフリーの妹ジャッキーなど。「サイプレス曰く、「いくつかの曲のソースはとても曖昧で、様々な解釈が可能でした。決定的な “オリジナル “バージョンはありませんでした。資料の多くが失われている絵画を復元しようとするようなものでした」。(ジャームッシュのギターとヴァン・ウィッセムの中世のリュートによって強化された「Time Drains Away」で、ランチはフレディのコレクションから歌詞の一部を「Time Drains Away」のスカスカの悪夢ロールに変えている)。

冒頭のギャハンのお化けピアノ・バラード「Mother of Earth」から、エリスとケイヴ(ジェフリー自身は「Yellow Eyes」でバックを務める)をバックに「Go Tell The Mountain」を歌うラネガン、オン・ザ・アザー・サイド」で再びデビー・ハリーと美しくデュエットするケイヴ、ベテランのエレクトロ・デフ・ジャム・プロデューサー、ジェイ・バーネットがミックスした「バッド・アメリカ」をケータリングのように熱くかき鳴らすセンデリカとシークレット・ナレッジのワンダー、そしてジェフリーのヒップホップへのこだわりをジャダーのようなビートで表現するニューヨークのラッパー、ダイナマックス。