SOMAFREE INSTITUTE – Exit Signal

アコースティックな世界とエレクトロニックな世界の接点に存在するシアトルのSOMAFREE INSTITUTEは、Vertical Helix ScanとSeek Sound ShelterのEPで確立された基盤をさらに発展させ、デビューLP『Exit Signal』を発表。ドラマーのTim Callに支えられ、アナログ・シンセの魔術師Andrew CrawshawとJustin Thomas Kleineによって成層圏に突入したSOMAFREE INSTITUTEは、推進力と脈動に満ちた7曲のインストゥルメンタルを提供。

Tim Green（The Fucking Champs、Unwound、Six Organs of Admittance）がLouder Studiosで制作したExit Signalは、3人のミュージシャンがエレクトロニックな世界をリアルタイムで押し合いへし合いするドキュメント。その結果、シンセ・アルペジオ、ヴォーカル、補助的にプログラムされたパーカッションがクロームとネオンの風景を描きながらも、人間の心で鼓動するアルバムに。SOMAFREE INSTITUTEのサスペンスフルな、そして不吉とまでは言わないまでも、不吉な音色とメロディーの選択によって強化された、この二律背反の中に感じられる緊張感。サウンドトラックと呼ぶにはあまりに刺激的で、メトロノミックな刺激を与えるにはあまりにダイナミック。