SECT – Plagues Upon Plagues

ARTIST :
TITLE : Plagues Upon Plagues
LABEL :
RELEASE : 6/7/2024
GENRE :
LOCATION :

TRACKLISTING :
1.No Uncertain Terms
2.New Low
3.Drowning In Sorrows
4.Zerzan Wept
5.#ForeverHome
6.The Lovers Of Life
7.Inventory
8.Six Black Lines (Plagues Upon Plagues)

の4枚目のLPは、文字通りの、そして生態学的な混沌の下で、世界中に蔓延する政治的な疫病について。災いの上に災い』は、嘆き悲しむべき新たな現実、すなわち、崩壊しつつある文明における生涯にわたる戦いの深い喪失に直面しています。

セクトは、多くのことを心に秘めています。新曲 “New Low “のリリースと、2019年リリースの『Blood of the Beasts』に続くフルアルバム『Plagues Upon Plagues』のリリースを控え、セクトは過去5年間、私たちの上に連鎖してきた問題の交差点を探求しています。

政治的、シニカル、拮抗的な極限状態の形成期に歯を食いしばった国際的な豪華ミュージシャンで構成されたSectは、Scott Crouse (Earth Crisis, Tooth & Claw) & Jimmy Chang (Undying, Catharsis) – ギター、Steve Hart (Day of Suffering, Mania For Conquest) – ベース、Andy Hurley (Fall Out Boy, Racetraitor) – ドラム、Chris Colohan (Cursed, Unwell) – ヴォーカル。2017年に『No Cure For Death』、2019年に『Blood of the Beasts』をリリースした彼らが、から最新作『Plagues Upon Plagues』を2024年6月7日にリリース。

Plagues Upon Plagues』は、「No Uncertain Terms」の荒涼とした波で幕を開け、私たちがこれまで見たことのないバンドの一面を披露。ヴォーカルのクリス・コロハンは、このアルバムを「裁判というより葬式」と表現。「私たちのシーンは、エコロジカル・ブレーキング・ポイントの脅威と、再発するファシズムの迫り来る脅威について、ずっと叫び続けてきました」とクリス。「その両方が同時に実現し、決して見たくないと戦ってきた世界が目の前に現れたとき、もう警鐘を鳴らすことはできません。死者を埋葬しているようなものです。哀愁が漂う”

リード・シングル “New Low “に続くマーチング・ドラムの登場は、私たちが築きたいと願った世界への葬送行進曲。このアルバムには狂おしいほどの恐怖もあり、”Drowning in Sorrows “というトラックでは、私たちが社会として自分自身を麻痺させる方法を取り上げています。”#ForeverHome “は、パンデミックの中、人々がいかに動物をナルシスティックな自己顕示欲と一方的な慰めのために利用し、社会生活が戻ってくると、同様に利己的に動物を一斉に見捨てたかを恨めしげに憤るトラック。彼らのストレート・エッジの原則と、それが曲作りにどのように反映され続けているのかについて、クリスはこう語っています。”ストレート・エッジの曲を書くことに興味があるのは、ストレート・エッジでなくても取り組めるような、人間の現実を扱ったダイナミックな曲だけなんだ”。

クリスがより具体的に語っているのは、社会が不確実性の只中にあるときにデフォルトしてしまう集団的行動、つまり日和見主義、利益追求主義、否定主義、加速主義、サボタージュについて。「パンデミックの最初の5週間は、50年の人生よりも私たちが今どこにいて、どこへ向かっているのかを教えてくれました。

見通しは暗いですが、音楽は助けになります。「前世紀が過去のものとなりつつあるのと同じように、私たちは次の大規模な残虐行為に向かって突進しているのです」とクリス。「ここ数年で、生き残るという理想を手放さなければならなくなりました。私たちが望んだ世界ではありませんでしたが、これほどまでに徹底的な牽制と均衡が破られたのですから、これからどのように展開することになるのでしょう。この時点で誰かの考えを変えることは、ある意味無意味なことで、それがこのアルバムの重要なポイントであり、私たちがこのアルバムを書くにあたって抱いた課題なのです」。

このアルバムのドラムは、エンジニアのJustin Phelpsとオレゴン州ポートランドのThe Hallowed Hallsで録音。ギターとベースはスコットの自宅スタジオで、クリスのヴォーカルはノースカロライナ州ローリーにあるHoly Mountain Printingの倉庫で録音。ミックスはGod Cityのカート・バルーが担当。

『Plagues Upon Plagues』で、セクトは自己満足のヴェールを突き破り、リスナーにこの世界のもろさについての不快な真実を突きつけます。バンドは予言的警告のようなサウンドを駆使し、生々しいヴォーカルと妥協のない歌詞で、この激動の時代に存在する厳しい現実に立ち向かっています。社会が混沌の瀬戸際に立たされている今、セクトの冷徹な声明は無視できない緊急性をもって響きます。