PROJECTOR – NOW WHEN WE TALK IT’S VIOLENCE

2018年の結成以来、ブライトンのPROJECTORは頑固に独自の芸術的道を切り開いてきました。フック満載のオルタナティブ・ロックにインダストリアルなドラム・マシーンを持ち込んだり、熱狂的なポスト・パンクに揺らめくメロディーを重ねたりと、ポップに対する実験的な姿勢を貫く3人組。ロック界の巨人クレオパトリックとヨーロッパ・ツアーを行い、同時にBBC 6 Musicの電波をその異世界感で賑わせたのは、この自信の賜物。

PROJECTORのセルフ・プロデュースによるデビュー・アルバム「NOW WHEN WE TALK IT’S VIOLENCE」が、バンドの特筆すべき抽象的な個性を記録しているのは驚くには値しない。芸術的な無秩序さと生々しい攻撃性の脈動が、雰囲気のあるインディー・ポップへと突入し、Joy Divisionの奇妙なブルータリズムが、イカ風味のハイパーアクティブなラント・ポップへと壮大に変化。Lucy, Edward, Callumの3人は、ライブの激しさをそのまま表現。