Om UnitとTM404は、ここ数年、ダブとアシッドの十字線上で制作と作曲の要素を研究してきた。Om Unitは特に、彼のacid Dub Studies 1 & 2で、TM404は特に彼のAcidubアルバムで。
Om Unitは、TM404がTB-303を使用し、ハウスやテクノのテンプレートに脱構築的な空間をもたらすことに長年のファンだった。一方、Om Unitはブレイクやレゲエのインストゥルメンテーションに傾倒しており、両者がこよなく愛するアシッド・サウンドに異なるアプローチを提供してきた。そのため、Acid TestとのLPは、これらのアプローチを組み合わせ、どのような変異が発見されるかを確かめる絶好の機会だと思われた。その結果、アシッド、ダブ、ブレイク、アンビエントが混在し、スペーシーなシンセとサイケデリック・ベースに満ちた原初のスープができあがった。
ローリング・オープニングの『Motorway Acid』は、無重力パッド、ストロボのようなブレイク、霧に包まれたダンスフロアのど真ん中にテレポートさせる強力な303リフなど、広々とした空間とテンポの速い移動の両方を同時にイメージさせる、ハイ・テンポで力強い作品だ。一方、Microdose Mondaysはテンポを落とし、完璧にダビングされたドラムロールとうねるようなスクエルチによって、宇宙の領域へと突入する。もしシャカがスティングレイをプロデュースしていたら」という仮定の問いに対する答えのどこかに、未来的なステッパーのグルーヴを見出すことができる。
水中エレクトロニクスといえば、『Meanwhile In The Smoking Area』は潜水艦の領域を深く掘り下げ、ダイバー・スーツが必要なほどの重低音とソナー・アシッド・シグナルを聴かせてくれる。この雰囲気は『Thursday』や『Refracted』にも引き継がれ、このアルバムのタイトルにもなっている、この世のものとは思えない、夢のような低音の瞑想曲だ。アルバムの最後を飾るPrahaは、温かみのあるワイド・シンセ、303のレイヤー、ダブのエコーが織り成す、ペースがありながらもアンビエントな展望で、機械がゆっくりと生命を吹き込んでくるようなサウンドだ。
オム・ユニットとTM404は、音楽とこのコラボレーションに対するオープンマインドなアプローチで、TB-303を取り巻く空間から生まれた。