Lau Nau – Aphrilis

ARTIST :
TITLE : Aphrilis
LABEL : Records
RELEASE : 11/10/2023
GENRE : , ,
LOCATION : Tampere, Finland

TRACKLISTING :
1.April
2.Kielet on viritetty tuuleen
3.Nukahtamislaulu
4.Simona
5.Planeetta
6.Paratiisin kukkivat puut
7.Seitsemäs taivas

RecordsとBeacon Sound (USA)は、のニューアルバム ‘Aphrilis’ を2023年11月10日にリリースする。このアルバムは、すべてのプラットフォームでデジタル配信されるほか、特別エディションとしてブラックとカラーのLPレコードも発売される。 アルバムからのファースト・シングル “Nukahtamislaulu” は、本日すべてのデジタル・プラットフォームで発売される。

Lau Nauの10枚目のアルバム ‘Aphrilis’ のタイトルは、”開く “を意味するラテン語のaperireに由来する。その年の4月と密接に関連する動詞としてふさわしい。’Aphrilis’ の豊かで艶やかな開花の音楽を聴くとき、長く寒い冬を乗り越え、色とりどりの生命を取り戻した植物や花のイメージがふさわしいと感じるが、もうひとつの「開く」の定義はさらにふさわしいと感じる。豊かさの下には、緊縮財政の時代の記憶、困難な選択の摩擦、何も決まっていないこと、未来が未知であることを受け入れることが横たわっているからだ。この文字通りの、そして比喩的な複雑さと矛盾の探求により、アフリリスは、騒々しさやスペクタクルよりも静かで共同的なものを強調する、困難な時代に対する多次元的な解毒剤となっている。

このプロジェクトを率いるフィンランド人アーティスト、Laura Naukkarinenは、その時々にふさわしい音や創造的なアイデアに対して、長い間、心と精神をオープンにしてきた。過去6年間、それは主にモジュラー・シンセシスでの制作を意味し、モジュールの作り方を学び、『5×4』(2023年)や『Puutarhassa』(2022年)のような、そのサウンドを中心とした高く評価される作品を発表してきた。しかし、この作品と並行して、アコースティック楽器の探求を続け、彼女のトリオLau Nau ja Seitsemäs Taivasとグループ・パフォーマンスを行ってきた。

そして ‘Aphrilis’ は、創造的な季節のサイクルにおける新たな成長のように登場する。2017年にリリースした『ポセイドン』に続くこのアルバムは、”歌詞のある歌を再び受け入れるために必要な瞬間だと感じた “とナウカリネンは言う。そしてこの作品の制作を通して、彼女は自身の創造的なミューズだけでなく、選ばれたコラボレーターたちの意見にも常にオープンであり続けた。Aphrilis では、Matti Bye(チェレスタとシンセ)、Pekko Käppi(ヨウヒッコ)、Hermanni Yli-Tepsa(ヴァイオリンとコントラバス)、Topias Tiheäsalo(エレキギター)、Samuli Kosminen(ムーム)が様々な楽器を演奏しているが、ナウカリネンの作曲に合わせてそれぞれのパートを自由にアレンジしている。6年前の『ポセイドン』と同様、コスミネンの豊かな才能はアルバムのミキシングとプロデュースにも生かされている。このプロジェクトの名称はナウッカリネン自身の名前から取られたものかもしれないが、Lau Nauはこれまで以上にバンドのように感じられる。

音楽の繊細さと柔らかさは、ナウッカリネンの歌詞にも反映されている。どの曲にも自然界の生き物やイメージがふんだんに盛り込まれている。森のクモ。森の中の避難所で若い女性の相手をする動物たち。濡れた草。まるでこのアルバムを聴くと、指に露や樹液が少し残るような、そんな触感を覚える。ナウッカリーネンによれば、この曲のテーマはさらに深い。「この曲は、個人的な、社会的な、惑星的な、さまざまな歴史における亀裂や方向転換について語っている。「イエスがノーになる瞬間、またその逆もある。このアルバムは、危機の瞬間に、私たちの選択によって歴史に影響を与える可能性があることを提案したいのです」。このような壊れやすいサウンドの曲集には、負担が大きいと感じるかもしれない。しかし、’Aphrilis’ は驚くべき強さと回復力を持ったアルバムなのだ。