Jonathan Bäckström Quartet – Jonathan Bäckström Quartet

Jonathan Bäckström Quartet（ Jonathan Bäckströmカルテット）は、ヘルシンキを拠点にフィンランドとスウェーデンのメンバーで結成されたアコースティック・インプロヴァイジング・カルテット。ベーシスト／コンポーザーのJonathan Bäckströmがカルテットを率い、その瞬間に生み出される音楽をナビゲートし、発見することを使命としている。カルテットの表現は、ミニマルな風景と爆発的で多層的なフリー・インプロヴィゼーションで構成され、各ミュージシャンがそれぞれの声を持ち寄り、強力な集合的声明を生み出した結果である。グループは、SuperpositionのBäckström、サックス奏者のAdele SaurosとMarcus Wärnheim、そしてドラマーのBenjamin Nylundで構成されている。

Jonathan Bäckströmは言う。「自由な即興音楽を記録するアプローチには多くの方法がある。この音楽の根底にあるのは、「今」がある中で体験するのが一番いい音楽だということだ。このグループは根っからのライヴ・グループであり、ここ2、3年の間に大規模なツアーをこなしてきたので、これまでの生のライヴ活動に基づいて『今』をとらえる時が来たと感じた」

グループの即興演奏が私たちの音楽の中心にある。このアルバムで聴ける音楽のほとんどは即興演奏だ。例外はエチュード「White Like Silver」。この曲にはあらかじめ決められた形式があるが、それでも微妙な即興の瞬間がある。解釈は鍵であり、書かれた音楽の中で微小な即興を可能にする。これは私の作曲に共通するもので、演奏者が自発的に音楽を演奏することを可能にしている。自発性は、私がすべての作曲において奨励していることだ。私は、自分のエゴで音楽を邪魔するのではなく、演奏者が音楽を自分のものにする手段を与えることを目指している。」