Inuit Pagoda – Backflows EP

ビエンヌ出身のミュージシャン、Emilio Vidalのインスピレーションのもと、時に美味しく、時に衝動的な、強烈で多彩なサウンドスケープを提供するInuit Pagoda。文化のるつぼであるスイスのバンドは、ジャンルや感情を飛び越えた直感的な音楽を展開。Creakedからリリースされた4曲入りEP ‘Backflows’ では、生楽器の演奏に加え、温かみのあるクラウトロックとも、イオン化されたジャズとも形容されるような、アトモスフェリックな実験的サウンドを展開。

Nikola Jan Gross (sax)とJonas Albrecht (drums)とのコラボレーションによるこのEPには、ジャズ、ポストロック、トランス、ミニマリズム、沈むようなホーン・コード、ドキドキするようなギター・ラインなど、コンテンポラリーなタッチと可能な限りギリギリまで物事を押し進める知性が注ぎ込まれた、スウィープでエネルギッシュな3曲が収録されています。クロージング・トラックは、多作ドラマー、Arthur Hnatekによる”Boíka”のダンス志向のリワーク。

“Backflows” は、常に新たな芸術形態に追いつこうと努力するコンセプチュアルなバンドの有望な第一歩。