Illuha – Tobira

ARTIST :
TITLE : Tobira
LABEL :
RELEASE : 9/22/2023
GENRE : ,
LOCATION : Japan

TRACKLISTING :
1.Mukaemizu
2.Roji
3.Tsukubai
4.Nijiriguchi
5.Monkou
6.Okurirei

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‘Tobira’ では、Corey FullerとTomoyoshi Dateのデュオ、に、Black Truffleでのソロ活動や、Jim O’Rourke、Eiko Ishibashi、Keiji Haino、Phew、Oren Ambarchiなどとのコラボレーションで質感の高いドラミングを披露しているパーカッショニスト、Tatsuhisa Yamamotoが加わり、トリオとなった。美しくレコーディングされた精密で繊細なディテールが散りばめられたイルハのエレクトロ・アコースティックな環境は、 Yamamotoの深いグルーヴ感とドラム・キットへのユニークなアプローチの存在によって、新たな場所へと誘われる。

‘Tobira’ とは日本語で「扉」や「開口部」を意味し、長年デュオとして活動してきたフラーと伊達は、新たな音の領域への道を模索していた。その結果、バンドにとって未知の領域であるリズム構造を探求することになった。

‘Tobira’ は、2回のセッションと数回のオーバーダブを経て録音された音源で構成されている。山本は新たな音のパレットを加え、ライブでの即興演奏とスタジオでの演奏の両方で、Illuhaの音楽構造の広がりに貢献した。彼のドラミング・スタイルは、静かな質感のヒットをとらえつつ、それを増幅して存在感のある声にするために、マイクをドラムに近づけ、非常に軽いタッチで演奏するのが特徴だ。

アルバムの冒頭ですぐにYamamootのドラム・キットが聴こえ、Illuhaの音楽に慣れ親しんだ人々には、ここで何かが起こっていることを知らせる。フラーとデイトのローズ、ピアノ、遠くのシンセ、メタリックなざわめきの中で、パーカッシブな声が混ざり合っていく。4曲目の “Nijiriguchi “では、トリオは脈打つドラム、歪んだギター、ベースが織り成す霞のような闇に入り込み、アルバムをノワールに満ちたヘッドスペースへと導いた後、角度のあるアトモスフェリックな世界へと戻っていく。Illuhaは、メロディズム、テクスチャー、意図的で詳細なプロダクションのセンスを失うことなく、これをやり遂げ、意図的なものと探求的なものの美しいコンビネーションを生み出している。

‘Tobira’では、リスナーはドアを選ぶことができ、それぞれが異なる地形を提供し、新たな風景の霞に寄り添い、ナビゲートしてくれる。