HOMESHAKE – “Empty Lot”

トロントを拠点に活動するミュージシャン、Peter Sagarは、3月にHOMESHAKE名義での6枚目のアルバムを発表。春にリリースされた『CD Wallet』は、タイトルが示すように、スローコアやスラッカー・ロックのサウンドを反芻しながらノスタルジックなワルツを奏でたものでしたが、今度の『Horsie』は、プロジェクトが10年代半ばに始まった頃(デビューLP『In the Shower』は10月で10歳になる)の原点に立ち返った、スペーシーなヒプナゴジック・ポップの前向きな作品です。

前作よりもかなりシュールなサウンドになったホーシーの初期シングルには、コンセプチュアルなミュージック・ビデオが付属。”Nothing 2 See”、”Simple “に続くこの3部作は、3枚目のシングル “Empty Lot” のビジュアルで完結。「変身は完了し、もう帰ることができる」と、ニック・ローグ監督の映画よりもずっと明るく感じられる物語の結末について、Sagarは暗号のように要約します。

「寒いカナダでドキュメンタリーのようなセンチメンタルな『CD Wallet』のビデオを撮影することから、2、3ヶ月の間に砂漠のマリリン・モンローの古い家でのんびりすることまで、それは旅でした。私たちが考えた3部作のアイデアは、それぞれのビデオがツアーの3つの主要な段階を表し、ピートがアルバムについて語ったこれらのテーマを挿入することでした。”Empty Lot” は、愛する人の元へやっと帰ってきたという内容で、青い宇宙人のような男に変身し、次のツアーをやり遂げた安堵感で満たされています」

さらに、Sagarはこう付け加えています、「『パリ、テキサス』は大好きな映画、『スタートレック:ザ・ネクスト・ジェネレーション』は大好きなテレビ番組、そして『Windowlicker』は大好きなミュージックビデオ」